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デルタ航空、ロールス・ロイスのエンジン整備 A350 XWBなど導入で

 デルタ航空(DAL/DL)のMRO(整備・修理・分解点検)を手がけるデルタ・テックオプス(Delta TechOps)は現地時間10月26日、英ロールス・ロイスと協力してエンジンの整備施設を設置すると発表した。エアバスA350 XWBに搭載するトレントXWBと、A330neoに搭載するトレント7000を整備する。

デルタ航空のA350-900イメージ(エアバス提供)

 整備施設は「エンジンショップ」と呼ばれるもので、米アトランタにあるデルタ航空のテクニカル・オペレーション・センター内に設置。広さは10万平方フィート(約9290平方メートル)で、東京ドームのグラウンド部分の約70%に相当する。増設工事は2018年に開始する予定。

 ロールス・ロイスは、デルタ・テックオプスをエンジンの認定整備センターに指定。デルタ・テックオプスではMRO対象エンジンにトレントXWBとトレント7000を追加した。

 アトランタのテクニカル・オペレーション・センターは敷地面積270万平方フィート以上で、デルタ航空のほか、150社以上の機材整備を実施している。

 デルタ航空は2014年11月、A350-900とA330-900neoを25機ずつ発注した。ボーイング747-400型機や767-300ERの後継機として導入するもので、A350 XWBは2017年、A330neoは2019年に受領する予定。

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