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ボーイング、LANに787-9初納入 エアキャップがリース

 ボーイングは現地時間2月5日、LATAMエアライン・グループに同社向け初号機となる787-9型機を引き渡したと発表した。オランダの航空機リース会社、エアキャップからのリースとなる。

LANの787-9初号機=15年1月 PHOTO: Tim Stake/Boeing

 LATAMはチリのラン航空(LAN/LA)とブラジルのTAM航空(TAM/JJ)との経営統合で誕生。787-9はLANが保有し、4月に南米路線への投入を予定している。座席数は313席。

 LANは現在、787-8を10機保有。787-8と787-9の両型機を運航するのは、ラテンアメリカ諸国ではLATAMが初めてとなる。受注残は787-8が12機、787-9が9機。自社発注分は、787-8は保有中のものも含め全22機、787-9は4機となっている。

 1月末現在、787-9はニュージーランド航空(ANZ/NZ)や全日本空輸(ANA/NH)など、計6社に11機を引き渡している。1月23日にはシンガポール航空(SIA/SQ)系LCC(低コスト航空会社)のスクート(SCO/TZ)に同社向け初号機を引き渡した。

関連リンク
Boeing [1]
ボーイング・ジャパン [2]
AerCap [3]
LAN [4]

ボーイング、スクートに787-9納入 [5](15年2月2日)
ANA、787-10やA321neoなど15機発注へ [6](15年1月30日)