ボーイングは現地時間7月16日、カタール航空（QTR/QR）が777-9Xを50機発注したと、英国で開催中のファンボロー航空ショーで発表した。昨年11月にドバイ航空ショーで発表された発注コミットメントによるもので、カタログ価格で総額189億ドル（約1兆9223億円）。
カタール航空が発注する777-9Xのイメージイラスト（ボーイング提供）
QTAは同時に、50機分の追加購入権についてコミットメントを発表。購入権が行使されると、同社が発注する777Xは100機にのぼる。
QTRは777F貨物機も4機発注。この発注と別に、4機をオプションとする契約を結んだ。
777Xの生産開始は2017年、初号機の引き渡しは2020年を予定。3クラスの標準座席数は777-8Xが350席、777-9Xが400席、航続距離は777-8Xが9300海里（1万7220キロメートル）以上、777-9Xが8200海里（1万5185キロメートル）以上を計画している。
関連リンク
Boeing [1]
ボーイング・ジャパン [2]
・ボーイング777X、787並みの気圧と湿度に [3]（14年7月16日）
・エミレーツ航空、777Xを150機確定発注 [4]（14年7月10日）
・ボーイング777Xの分担比率21％ 現行777踏襲、三菱重工と川重、富士重、新明和、日飛が参画 [5]（14年6月12日）