ロッキード・マーチンは現地時間9月14日、有人戦闘機と連携する無人の協調型戦闘機(CCA)「Vectis(ヴェクティス)」の実物大模型を初公開したと発表した。先進開発部門「スカンクワークス」が開発している機体で、同社のXによると、全長34フィート(約10.4メートル)、翼幅38フィート(約11.6メートル)となる。試作初号機に加えて4機を追加製造する計画で、2027年末までに初号機の初飛行を計画している。

実物大モックアップが公開されたスカンクワークスが開発中のCCA「Vectis」(ロッキード・マーチンのサイトから)
実物大模型は、AFA(Air & Space Forces Association)のAir, Space & Cyber Conferenceで公開された。スカンクワークスによると、Vectisは最初の図面から風洞試験まで2カ月未満、最初のデジタルビルド完成まで6カ月で開発を進めたという。
Vectisは、ロッキード・マーチンが2025年9月に発表したグループ5のCCA。F-35などの有人機との連携や単独運用を想定し、精密攻撃、ISR(情報・監視・偵察)、電子戦、攻防両面の対空戦闘などに対応するとしている。
試作機にはウィリアムズ・インターナショナル製FJ44-4ターボファンエンジンを搭載し、推力は3600ポンドを超える。Vectisはロッキード・マーチンが自己資金で開発を進めており、特定ベンダーへの依存を避けるオープンシステムを採用している。

スカンクワークスが開発中のCCA「Vectis」のイメージ(ロッキード・マーチンのサイトから)

スカンクワークスが開発しているCCA「Vectis」のプロトタイプのパーツ(ロッキード・マーチンのサイトから)

スカンクワークスが開発しているCCA「Vectis」のプロトタイプのパーツ(ロッキード・マーチンのサイトから)

スカンクワークスが開発中のCCA「Vectis」のターレット部分(ロッキード・マーチンのサイトから)

スカンクワークスが開発中のCCA「Vectis」のイメージ(ロッキード・マーチンのサイトから)

スカンクワークスが開発中のCCA「Vectis」のイメージ(ロッキード・マーチンのサイトから)
関連リンク
Skunk Works [1]
Lockheed Martin [2]
・ロッキード・マーチン、次世代無人戦闘機「Vectis」スカンクワークスが開発 [3](25年9月22日)
・静かな超音速機X-59、エンジン初始動 NASAとスカンクワークスが開発中 [4](24年11月16日)
・静かな超音速機X-59、NASAとロッキード・スカンクワークスが公開 ソニックブーム抑制を実証 [5](24年1月20日)