三菱重工業(7011)は9月2日、カナダ子会社MHIカナダ・エアロスペース(MHICA: MHI Canada Aerospace)のボンバルディア向け事業の関連資産を、同社へ譲渡する契約を締結したと発表した。

ボンバルディア向け事業の資産を同社へ譲渡するMHICA
MHICAは、オンタリオ州ミシサガを拠点に航空機部品を組み立てる三菱重工の子会社。ボンバルディアのビジネスジェット「Global 5500/6500」向けに主翼や中央胴体、中央翼、「Challenger 3500」向けに主翼などの主要構造を手掛けている。部品・材料の調達から組み立て、システム装備、機能試験、顧客施設への輸送なども担う。
MHICAのルーツは、30年前の1996年までさかのぼり、三菱重工がボンバルディアの工場内で日本から供給した製品の最終作業などを始めた。2006年にオンタリオ州でMHICAを法人化し、2007年からミシサガでGlobalビジネスジェット向けの主翼・胴体結合作業やシステム装備などを始めた。その後、Challenger向け主翼組み立てなどもカナダへ移管している。
三菱重工は、ボンバルディアと航空機事業の継続性を維持しながら、円滑な移管に向けて連携・支援する。対象資産の詳細や譲渡額、移管時期は明らかにしていない。三菱重工グループはカナダで、リージョナルジェット機「CRJ」シリーズのMRO(整備・修理・分解修理)事業など、アフターマーケット・サポートを手掛けるMHI RJ Aviation(MHIRJ)も展開している。
関連リンク
MHI Canada Aerospace [1]
三菱重工業 [2]
・JALエンジニアリングと三菱重工、リージョナル機整備の新会社 小牧拠点「Aero Breath」 [3](26年6月1日)
・【独自】スペースジェット、開発中止決定 次期戦闘機に知見生かす [4](23年2月6日)
・三菱重工、CRJ新会社「MHIRJ」発足 ボンバルディアから買収完了 [5](20年6月1日)