羽田空港第1ターミナル北側サテライトが9月1日開業し、初便となった日本航空(JAL/JL、9201)の女満別行きJL565便(ボーイング737-800型機、登録記号JA314J)が26番ゲートから満席近い乗客162人(幼児ゼロ)と乗員6人(パイロット2人、客室乗務員4人)を乗せ、午前7時16分に出発した。33年前の1993年9月に1タミが開業以来、初の大規模な施設拡張となった。

羽田空港第1ターミナル北側サテライトからの初便となったJALの女満別行きJL565便に搭乗する乗客=26年9月1日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire
1タミは1993年9月27日に開業。老朽化により駐機場など「エプロン」部分の大規模改修が必要となり、PBB(搭乗橋)がある既存の搭乗口を順次閉鎖して工事を進めることから、工事中も必要なスポットを確保できるよう、先に北側サテライトを建設した。
施設は地上3階建てで、建築面積は約1万1000平方メートル、延床面積は約2万1000平方メートル。2階部分にコンコースやゲートラウンジ、PBBを設ける。羽田のターミナルを運営する日本空港ビルデング(9706)は、飛行機への搭乗・降機時に使用していた連絡バスによる移動負担の軽減にも寄与するとしている。

開業した羽田空港第1ターミナル北側サテライト=26年9月1日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

開業した羽田空港第1ターミナル北側サテライトの出発初便となったJALの女満別行きJL565=26年9月1日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire
搭乗口は24番から29番までで、当初は25番から29番まで使用する。25番から28番までのPBBは長さは一般的なサイズだが、北端にある29番搭乗口のPBBは長さが100メートル弱と、従来の富山空港を抜き「日本一長い搭乗橋」になった。
北側サテライトの構造は鉄骨造と木造を組み合わせたハイブリッド構造で、1階を鉄骨造、2階以上に木造を取り入れた。国産のカラマツやスギなど約1800立方メートルの木材を使い、空ビルによると樹木約1万本分に相当する。鉄骨造・木造ハイブリッド構造の採用は羽田空港で初めて。「日本の森」をイメージし、24-29番搭乗口へ向かう連絡通路に「南の森」「北の森」「羽田の森」と3つの香りを配した。

開業した羽田空港第1ターミナル北側サテライトで撮影に応じるJALのグランドスタッフ=26年9月1日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire
JALグループの国内線は、北側サテライトでは26-29番搭乗口を使用。これまでは1日あたり約30便がバスゲートを利用していたが、このうち25便程度がPBBのあるゲートに移り、残り5便程度がバスゲートからの搭乗になるという。
最寄りの保安検査場はEとF。保安検査場から搭乗口までの移動距離が従来より長くなることから、JALは時間に余裕を持って移動するよう呼びかけている。JALによると、E保安検査場から北側サテライトの端までは徒歩約16分、距離にして1068メートル、本館でもっともサテライトに近いF保安検査場からは徒歩約15分、968メートルあるという。
これに伴い、羽田空港に乗り入れる航空会社全7社は、乗客が手荷物を預ける締切時刻を出発30分前に前倒しした。
旅客の移動支援では、動く歩道を計10基設置したほか、自動走行モビリティ「iino」の新モデルを導入。従来から運用している航空機に搭乗する旅客向けの自動運転サービス「WHILL」は、運用エリアを北側サテライトまで拡大する。
また、26番ゲート付近には、カードラウンジ「FOREST LOUNGE(フォレスト ラウンジ)」がオープン。22席あり、営業時間は北側サテライト利用便に合わせる。提携クレジットカード保有者は無料で、対象カードを持っていない人も大人1人1320円、4-12歳は660円、3歳以下は無料で利用できる。
一方、第2ターミナルでも2027年春をめどに北側サテライトをさらに北へ延ばす計画が進む。1タミが老朽化した施設の更新がターミナル拡張の主な理由であるのに対し、2タミは国際線の拡充に伴い、国内線が使用するスポットを確保するため、2018年12月10日に供用を開始した北側サテライトを延ばす。

開業した羽田空港第1ターミナル北側サテライトの出発初便となったJALの女満別行きJL565=26年9月1日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

羽田空港第1ターミナル北側サテライトを走行する自動走行モビリティ「iino」=26年9月1日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

羽田空港第1ターミナル北側サテライトからの初便となったJALの女満別行きJL565便は26番ゲートを使用=26年9月1日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

羽田空港第1ターミナル北側サテライトからの初便となったJALの女満別行きJL565便に搭乗する乗客=26年9月1日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

羽田空港第1ターミナル北側サテライトからの初便となったJALの女満別行きJL565便に搭乗する乗客=26年9月1日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

羽田空港第1ターミナル北側サテライトからの初便となったJALの女満別行きJL565便が使用する26番ゲートの固定橋=26年9月1日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

羽田空港第1ターミナル北側サテライトからの初便となったJALの女満別行きJL565便=26年9月1日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

羽田空港第1ターミナル北側サテライトからの初便となったJALの女満別行きJL565便が使用する26番スポット=26年9月1日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

JALのスタッフに見送られて羽田空港第1ターミナル北側サテライト26番スポットから出発する初便となったJALの女満別行きJL565便=26年9月1日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

羽田空港第1ターミナル北側サテライト出発初便となったJALの女満別行きJL565便が出発後の26番スポット=26年9月1日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

羽田空港第1ターミナル北側サテライトで出発を待つJALの737-800=26年9月1日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

JALのスタッフに見送られて羽田空港第1ターミナル北側サテライト26番スポットから出発する初便となったJALの女満別行きJL565便=26年9月1日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

JALのスタッフに見送られて羽田空港第1ターミナル北側サテライト26番スポットから出発する初便となったJALの女満別行きJL565便=26年9月1日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

羽田空港第1ターミナル北側サテライト26番スポットからの出発初便となったJALの女満別行きJL565便=26年9月1日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

羽田空港第1ターミナル北側サテライト=26年9月1日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire
関連リンク
羽田空港 [1]
日本航空 [2]
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