ウェザーニューズ(4825)は7月8日、航空気象向けプロダクト「SkyAviators」に航空会社の気象担当者の運航判断を支援する新機能を搭載し、提供を始めたと発表した。AI(人工知能)が目標を理解し実行する自律型ソフトウェア「AIエージェント」を活用した新機能で、チャットのような対話形式で即答し、担当者をサポートする。

各空港の気象リスクと対応策をAIエージェントで提示するウェザーニューズの「SkyAviators」(同社提供)
AIエージェントには、ウェザーニューズが40年間蓄積した航空気象の知見と運航ノウハウを凝縮。これまでは同社の専門チームが気象リスクを航空会社の担当者に伝えていたが、新機能ではAIが多言語のチャット形式で回答する。対象は世界3500以上の空港で、視程の低下や強風などの気象リスク予測を瞬時に解析する。担当者はAIが提示した客観的な推奨案を根拠とし、代替空港の決定や予備燃料の算出などの飛行計画をスムーズに策定できるようになるという。
このほか、気象リスクを一元的に確認できる「Strategic Decision Hub」もアップデート。空港の現在の気象リスクに加え、気象予測も確認できるようになった。航空会社が定める独自の運航基準を踏まえ、根拠となる専門的な見解を詳細に提示。監視対象の見落としリスク軽減に加え、経験の浅いスタッフも迅速な運航判断が可能になり、運航管理業務全体のオペレーションを効率化する。

使用する空港の気象リスクを一元的に確認できるウェザーニューズの「SkyAviators」(同社提供)
航空業界はコロナ禍からの需要回復に伴い、業務量が急増。同社によると、運航管理者や気象担当者は、ベテランと若手の経験差が課題として顕在化しているという。
「SkyAviators」は、運航に必要な世界各地の気象データやコンテンツを一元化し、客観的なデータから運航可否判断を支援する総合気象情報プラットフォーム。世界中の空港のMETAR(定時飛行場実況気象通報式)やTAF(飛行場予報気象通報式)、衛星画像、雷、台風、乱気流、高度別気象などデータを確認できる。このほか、複数の気象モデルの予測精度を空港ごとに可視化・比較できる評価機能も搭載。判断を高度・効率化し、運航体制を支援する。
関連リンク
SkyAviators [1](ウェザーニューズ)
ウェザーニューズ [2]
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