日本航空(JAL/JL、9201)を中核とするJALグループは、山形県のサクランボを通じた地域活性化に取り組む。JALグループ社員が山形県内の農業現場で収穫や選別、箱詰めなどを支援するもので、5年目となる今年は社内公募で集まった約100人が参加。新たに鐘崎、おもてなし山形、山新観光の3社が共創パートナーとして加わり、販売イベントや新たな人流・商流の創出にもつなげる。

JALグループ社員が参加したサクランボの選別作業(同社資料から)
取り組みは「JALふるさとプロジェクト」の一環。JAL東北支社がJA全農山形と連携し、人手不足の解消と地域活性化を目的に、2022年からサクランボの収穫や選別、箱詰めなどの労働力支援を続けている。
今年から加わった鐘崎は、食品の品質管理や製造現場のノウハウを生かし、選別や箱詰め作業の効率化、品質向上に取り組む。おもてなし山形は、地域DMOとしての視点やふるさと納税などの地域マーケティングの知見を生かし、産品の付加価値向上につなげる。山新観光は、将来的な農業体験型観光(アグリツーリズム)の商品化やツアー開発を目指す。
JALグループは、羽田産直館や伊丹空港で開催する「ITAMI空の市」でも、東根市のサクランボや特産品を6月に2週にわたり販売する。羽田空港では「山形県東根市さくらんぼ&観光フェア in 羽田産直館」を6月13、14日に開き、東根市の観光PRも実施する。会場は羽田空港第1ターミナル2階のマーケットプレイスにある羽田産直館。
伊丹空港では、北ターミナル2階のJALグローバルクラブカウンター横(上島珈琲店前)で、ITAMI空の市「季節市」を開く。19、20日には同じ場所でITAMI空の市「さくらんぼ祭り」を開催し、サクランボを購入した人を対象に、各日先着100人が参加できるハズレなしの抽選会を実施する。
JALグループは、航空、食品製造、地域マーケティング、観光・旅行といった各社の強みを生かし、従来の労働力支援にとどまらない観光コンテンツ化や新たな商流・人流の創出につなげる。
関連リンク
ジェイエア [1]
日本航空 [2]
山形空港 [3]
・ジェイエア、山形から最盛期のサクランボ空輸 羽田・伊丹へ [4](21年6月6日)
・JAL、山形空港からサクランボ 6年ぶり航空貨物、最盛期限定 [5](16年5月16日)