関西国際空港と伊丹空港(大阪国際空港)、神戸空港を運営する関西エアポートグループの2026年2月利用実績(速報値)によると、関空の国際線と国内線を合わせた総旅客数は、前年同月比7%減の244万4355人だった。新型コロナウイルス感染症(COVID-19)流行前の2019年同月と比較すると2%減で、コロナ前の実績を2カ月連続で下回った。訪日客は3カ月連続で前年割れ。関係が悪化している中国人客が59%減で、大幅に減少したことが響いている。

26年2月の訪日客が3カ月連続で前年割れとなった関西空港(資料写真)=PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire
国際線の旅客数は6%減(19年同月比1%減)の197万1239人で、3カ月連続で前年を下回った。このうち外国人旅客は7%減(13%増)の156万3214人で、3カ月連続で前年割れとなったものの、2年1カ月連続でコロナ前を上回った。日本人旅客は6%減(30%減)の40万4593人で、2021年3月以来4年11カ月ぶりに前年を下回った。また、通過旅客は24%減の3432人だった。
外国人旅客のうち、中国は59%減の24万人。前年同月は訪日客の28%を占めていたが、今月は16ポイント低下の12%まで落ち込んだ。
国内線の旅客数は7%減(10%減)の47万3116人で、4カ月連続で前年を下回った。
発着回数のうち、国際線と国内線の旅客と貨物便を合わせた総発着回数は11%減(9%減)の1万4047回で、3カ月連続で前年を下回った。国際線全体では11%減(9%減)の1万817回で、3カ月連続で前年割れ。このうち旅客便は12%減(12%減)の9498回で3カ月連続で前年を下回った。貨物便は前年同月比3%減の1239回で前年同月を割り込んだものの、2019年同月比では28%増で高水準となった。国内線は8%減(11%減)の3230回だった。
国際線旅客便のうち、中国便は63%減の1378回。前年同月は国際線旅客便の35%を占めていたが、今月は20ポイント低下の15%まで落ち込んだ。
国際貨物量は微増(8%増)の5万5276トンで1年5カ月連続で前年を上回った。国内貨物量は31%減の696トンだった。
伊丹空港の旅客数は3%増(19年同月比2%増)の122万4351人。発着回数は前年同月並み(2%減)の1万356回で、貨物量は6%減の6992トンだった。
2025年4月に国際チャーター便の運航が始まった神戸空港は、総旅客数が9%増の30万5953人。国際線は3万9546人で、このうち外国人旅客は3万5251人、日本人旅客は4295人だった。国内線は5%減(19年同月比8%増)の26万6407人だった。総発着回数は5%増の2760回で、国際線が229回、国内線は4%減(15%増)の2531回だった。
関連リンク
関西国際空港 [1]
大阪国際空港 [2]
神戸空港 [3]
・関空、中国客58%減 訪日客2カ月連続前年割れ=1月実績 [4](26年2月28日)