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787-9と-10、最大離陸重量引き上げをFAA承認 ニュージーランド航空が初導入

 ボーイングは現地時間3月23日、FAA(米連邦航空局)から787-9型機と787-10の最大離陸重量引き上げ(iMTOW)の認証を取得したと発表した。これにより、航空会社は有償搭載量(ペイロード)を増やすか、より長距離を飛ぶかを選べるようになる。

ボーイング・サウスカロライナの最終組立工場からロールアウトする最大離陸重量を引き上げたニュージーランド航空の787-9(ボーイングの動画から)

 認証取得により、787-9は最大離陸重量を約1万ポンド(約4540キログラム)引き上げ、約3トンの追加ペイロード、または300海里(約560キロ)超の航続距離延長が可能になる。787-10は約1万4000ポンド(約6350キログラム)引き上げ、約5トンの追加ペイロード、または400海里(約740キロ)超の航続距離延長が可能になるという。

 ボーイングによると、2025年12月以降の組み立て分の787-9と787-10は、構造上この引き上げに対応している。認証された最大離陸重量は機体ごとに決まり、空港使用料や路線計画に影響するため、航空会社は受領時または受領後に機能を有効化するかを選択できる。今回の最大離陸重量引き上げに対応した最初の機体は、引き渡しに向けた手続きや作業が進んでいる。

787-9と787-10の最大離陸重量引き上げ(ボーイング提供)

 今回の認証は、航空会社からの要望を受けて進めた。ボーイングは、787-10でより長距離を飛びたいという声や、787-9で航続距離とのトレードオフを伴いながらペイロードを増やしたいという声があったと説明した。

 787-9のローンチカスタマーであるニュージーランド航空(ANZ/NZ)は、iMTOWを活用する初期導入社の1社となる見通し。

ボーイング・サウスカロライナの最終組立工場からロールアウトする最大離陸重量を引き上げたニュージーランド航空の787-9(ボーイングの動画から)

ボーイング・サウスカロライナで最終組立が進む最大離陸重量を引き上げたニュージーランド航空の787-9(ボーイングの動画から)

ボーイング・サウスカロライナで最終組立が進む最大離陸重量を引き上げたニュージーランド航空の787-9(ボーイングの動画から)

ボーイング・サウスカロライナで最終組立が進む最大離陸重量を引き上げたニュージーランド航空の787-9(ボーイングの動画から)

ボーイング・サウスカロライナで最終組立が進む最大離陸重量を引き上げたニュージーランド航空の787-9(ボーイングの動画から)

ボーイング・サウスカロライナで最終組立が進む最大離陸重量を引き上げたニュージーランド航空の787-9(ボーイングの動画から)

ボーイング・サウスカロライナの最終組立工場からロールアウトする最大離陸重量を引き上げたニュージーランド航空の787-9(ボーイングの動画から)

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Boeing [1]
ボーイング・ジャパン [2]

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