日本政府観光局(JNTO)の訪日外客数推計値によると、2026年1月の訪日客数は前年同月比4.9%減の359万7500人で、2022年1月以来48カ月(4年)ぶりに前年同月を下回った。関係が悪化している中国からの大幅減が響いた。一方、韓国は全市場で初めて単月110万人を超えた。出国した日本人は17.6%増の107万2600人で、9カ月連続で100万人を上回る一方、コロナ前の7割強の回復にとどまった。
—記事の概要—
・26年1月の動向
・方面別実績
26年1月の動向

4年ぶりに前年割れとなった26年1月の訪日客(資料写真)=PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire
JNTOが重点市場としているのは23カ国・地域で、このうち韓国、台湾、豪州の3市場で単月の過去最高を記録。残り20市場のうち、前年割れとなった中国と香港、マレーシアの3市場を除く17市場で1月の過去最高となった。
前年は1月下旬だった中華圏の旧正月休暇・春節が、今年は2月中旬となったことから一部市場で影響があった。中国からの訪日客は60.7%減で、2カ月連続で前年同月を下回った。一方で、スキーなどのウィンタースポーツ需要により東アジアや東南アジア、豪州、米国などを中心に増加した。
方面別実績
方面別に見ると、アジアでは韓国が117万6000人(前年同月比21.6%増)で、全市場を通じ単月初の110万人超え。23市場最多の訪日客数となった。中国は38万5300人(60.7%減)、台湾は69万4500人(17.0%増)、香港は20万人(17.9%減)、インドは1万8500人(14.3%増)だった。
ASEAN(東南アジア諸国連合)諸国では、タイが11万5100人(18.9%増)、シンガポールが4万8500人(6.1%増)、マレーシアが7万2500人(3.3%減)だった。インドネシアは7万4000人(17.0%増)、フィリピンは7万9200人(9.7%増)、ベトナムは5万2800人(4.7%増)だった。
欧州では、英国が2万9500人(11.8%増)、フランスが2万600人(24.7%増)、ドイツが1万8300人(43.7%増)。イタリアは1万2000人(36.5%増)、スペインは1万100人(36.5%増)、ロシアは9800人(98.7%増)、スウェーデン、デンマーク、ノルウェー、フィンランドの4カ国で構成する「北欧地域」は1万1800人(28.5%増)だった。
サウジアラビアとアラブ首長国連邦(UAE)、バーレーン、オマーン、カタール、クウェートのGCC(湾岸協力理事会)の加盟6カ国にトルコとイスラエルを加えた8カ国で構成する「中東地域」は、1万7500人(47.4%増)だった。
米大陸では米国が20万7800人(13.8%増)、カナダは4万8000人(13.5%増)、メキシコは1万5300人(64.0%増)だった。オセアニアでは、豪州が16万700人(14.6%増)だった。そのほかの国・地域からは11万9700人(13.8%増)が入国した。
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