日本航空(JAL/JL、9201)と住友商事(8053)ら4社は2月13日、大阪・関西万博で公開したイマーシブ(没入体験型)シアター「SoraCruise(そらクルーズ)」を再開設すると発表した。次世代モビリティや未来の空を体験できる没入型シアターで、「空飛ぶクルマ」と呼ばれるeVTOL(電動垂直離着陸機)への疑似搭乗などを、大きさを縮小して再提供する。会場は大阪港にあるOsaka Metro(大阪メトロ、大阪市高速電気軌道)の施設で、3月8日から25日までの期間限定。

JALのイマーシブシアター「そらクルーズ」で大阪上空を疑似飛行する空飛ぶクルマ(写真は万博公開前)=25年4月9日 PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire
eVTOL専用の離着陸場で、Osaka Metroが管理する「大阪港バーティポート」を会場とするイベントで、「そらクルーズ」のほか、eVTOLの10分の1モデル機体を展示する。このほか、事業を紹介するパネルや動画も放映。Osaka Metroの常設コンテンツも提供する。
イベントはJALと住商の2社が主催し、両社が共同設立しeVTOLの国内運航を目指すSoracle(東京・日本橋)と、Osaka Metroの2社が協力する。入場無料。事前予約制でOsaka Metroの特設ページで2月下旬から受け付ける。
JALが大阪・関西万博で公開したイマーシブシアター「SoraCruise by Japan Airlines」内では、JALグループの未来想像図「JAL FUTURE MAP」で描く空飛ぶクルマを、映像や立体音響、振動で表現。次世代モビリティによる「未来の空」を体験できるという。ソニーPCL(東京・港区)のイマーシブ技術を導入し、内部前面と左右側面、床面の4面に設置するスクリーンで表現する。4面に映像を投影し、離陸・着陸時には床から振動が伝わる仕組み。万博期間中に約13万人が体験した。
万博でのスクリーンの大きさは幅7メートル、高さ4.7メートル、奥行8メートル。今回のイベントは幅5.0メートル、高さ3.4メートル、奥行5.7メートルで、70%程度のスケールに縮小した。
Soracleは万博期間中の2025年9月に、大阪・関西地区でのeVTOLビジネス化への連携協定を大阪府と大阪市の両者と締結。米Archer Aviation(アーチャー・アビエーション)社の5人パイロット1人、乗客4人)乗りeVTOL「Midnight」を使用し、大阪・関西地区では2026年に予定する実証運航を経て、2027年中の商用運航開始を視野に入れる。
関連リンク
日本航空 [1]
住友商事 [2]
Soracle [3]
Osaka Metro [4]
空クルナビ [5](Osaka Metro)
JAL FUTURE MAP [6]
Archer Aviation [7]
Sony PCL [8]
2025年大阪・関西万博 [9]
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