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キャセイ、80周年「レタス塗装」復刻A350が成田初飛来 歴代制服で出迎え

 キャセイパシフィック航空(CPA/CX)の創立80周年を記念した特別塗装機(エアバスA350-900型機、登録記号B-LRJ)が2月10日、成田空港に初飛来した。かつての「レタスリーフサンドイッチ塗装」を復刻した機体で、創業時から現在までの歴代制服を着用した同社のスタッフが、日本初飛来となった同機を出迎えた。

日本初飛来となり成田空港へ到着するキャセイパシフィック航空の80周年特別塗装機=26年2月10日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

—記事の概要—
A350と747-8Fに特別塗装
9代にわたる歴代制服

A350と747-8Fに特別塗装

 復刻した「レタスリーフサンドイッチ塗装(Lettuce Leaf Sandwich Livery)」は、機体全体に緑と白の縞模様を施したデザイン。通称「レタスリバリー」や「レタスリーフ」と呼ばれ、1950年代後半から1990年代にかけての「アジア航空の黄金時代」に採用されていた。今回の特別塗装機には、機体後方に大きく80周年記念ロゴ「80 Years Together」も描かれ、1月6日の香港発サンフランシスコ行きCX870便から運航を開始した。

成田空港へ到着したキャセイパシフィック航空の80周年特別塗装機を歴代制服で出迎えた同社スタッフ=26年2月10日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 特別塗装はA350とボーイング747-8F貨物機(B-LJE)の2機種に施された。A350は現在の主力機材として選ばれ、747-8Fはこの塗装をかつて導入し「空の女王」として親しまれたジャンボ機による歴史へのオマージュと、キャセイにとって重要なキャセイカーゴによる貨物事業への敬意を込めた。

 キャセイは今年9月に創立80周年を迎える。記念事業のテーマは「80 Years Together(80年間を共に)」。小さな漁港から世界的な航空ハブへと発展した香港と共に歩んできた歴史を振り返り、困難を乗り越える「できる(Can-do)」という精神を体現する。現在は単なる航空会社にとどまらず、プレミアムな「トラベル・ライフスタイル・ブランド」への進化を掲げている。

成田空港で通常塗装機(奥)と並んだキャセイパシフィック航空の80周年特別塗装機=26年2月10日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

9代にわたる歴代制服

 成田空港で80周年の特別塗装機を出迎えたのは、歴代制服を着用した成田空港で働くキャセイのスタッフ。今回の記念事業では、キャセイの客室乗務員約2000人とグランドスタッフ(地上係員)らが、創業当時から現在に至る9つの時代の制服を着用する。キャセイによると、同社の制服は客室乗務員とグランドスタッフが同じものを着用しているという。

成田空港へ到着したキャセイパシフィック航空の80周年特別塗装機を初代(左)から現行まで9世代の歴代制服で出迎えた同社スタッフ=26年2月10日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 キャセイの制服デザインは、大きく3つの時代に分けられる。創業当初の軍服風デザイン、ブランドカラーとなる「赤」を導入した独自デザイン、著名デザイナーを起用した現代的なスタイルの時代と続く。

 初代の着用期間は1946年から1950年で、ダグラスDC-3型機「ベッツィー」が運航されていた時期で、ネイビーの軍服風デザインだった。2代目の1950年から1954年は、くるぶし上約13センチ(5インチ)と長めのスカート丈が特徴。3代目の1954年から1962年はダークブルーのスーツで、DC-4などが活躍し、東京や大阪へ就航した時代に着用された。

 4代目の1962年から1969年は、ジェット化に合わせてブランドカラーの「赤」を初めて採用し、チャイナドレス風に刷新。5代目の1969年から1974年は、当時の流行を取り入れたミニスカートのワンピースが登場した。

 6代目となる1974年以降は著名デザイナーを起用し、1983年まではピエール・バルマンによる波柄のブラウスを採用。ロッキードL-1011型機「トライスター」などワイドボディ機の導入時期にあたる。7代目の1983年から1990年はエルメスが手掛け、ジャンボの愛称で親しまれた747の導入に伴い帽子を廃止したほか、職位による色分けを開始した。8代目の1990年から1999年はニナ・リッチによるデザインで、現行の9代目はエディ・ラウが担当し、1999年から着用が始まり、2004年と2011年にリフレッシュを行っている。

 キャセイは1946年9月24日設立。初便は翌25日に運航した。日本への初乗り入れは13年後の1959年7月4日で、台北経由の香港-羽田線が1路線目となった。

日本初飛来となり成田空港へ到着するキャセイパシフィック航空の80周年特別塗装機=26年2月10日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

日本初飛来となり成田空港へ到着するキャセイパシフィック航空の80周年特別塗装機=26年2月10日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

成田空港を出発するキャセイパシフィック航空の80周年特別塗装機を歴代制服で見送る同社スタッフ=26年2月10日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

成田空港を出発するキャセイパシフィック航空の80周年特別塗装機を歴代制服で見送る同社スタッフ=26年2月10日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

成田空港を出発するキャセイパシフィック航空の80周年特別塗装機=26年2月10日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

関連リンク
80周年 [1](キャセイパシフィック航空)
キャセイパシフィック航空 [2]

キャセイ、創業80周年の復刻デザイン機 A350・747に“レタス”塗装 [3]
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