全日本空輸(ANA/NH)を中核とするANAグループは1月20日、2026年度の航空輸送事業計画を策定したと発表した。このうちANAの国際線は、上期に成田-バンクーバー線の期間運航や下期に羽田-ミラノ線の増便を計画しており、運航便数を前年比5%増に拡大しする。また8月には、個室ビジネスクラスなど全クラスに新シートを導入するボーイング787-9型機を投入する(関連記事 [1])。
*国内線計画はこちら [2]。

26年度下期に羽田-ミラノ線を増便するANA=24年12月3日 PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire
羽田-ミラノは現在週3往復で、火曜と木曜、日曜に運航する。5月9日からは月曜、水曜、土曜に変更し、週3往復を継続。冬ダイヤにあたる下期には週7往復へ増便する。また、ミラノ線と同時期に開設した羽田-ストックホルム、イスタンブールの欧州2路線は便数を維持し、いずれも週3往復ずつ継続する。
成田-バンクーバー線は6月5日から期間運航し、8月31日まで週7往復(1日1往復)運航する。バンクーバー線は羽田からも運航しており、期間運航中は東京-バンクーバー間を週14往復(1日2往復)設定する。
成田-シンガポ-ル線は、4月20日から5月8日までと9月1日から10月24日まで期間増便。期間中はNH803/804便を週7往復運航する。同路線は現在NH801/802便を週7往復運航しており、期間増便中は週14往復となる。
成田-バンコク線は3月29日に始まる夏ダイヤで増便し、NH807/808便を週4往復(火水金日)追加する。7月18日から8月31日までは追加せず運休となる。同路線は現在NH805/806便を週7往復運航しており、夏ダイヤは最大週11往復となる。
成田-ムンバイ線は現在週5往復で、月曜と水曜を除き運航する。夏ダイヤでは週7往復に増便する一方、7月18日から8月31日までは一時的に週3往復へ減便し、火曜と金曜、日曜のみ運航する。
成田-パ-ス線は現在週7往復で、4月19日までは毎日運航を継続する。20日以降は週3往復に減便し、月曜、木曜、土曜のみ運航する。
787-9の新仕様機には、個室ビジネスクラスシート「THE Room FX(ザ・ルームFX)」を新たに採用。2019年8月に就航した777-300ERの新仕様機「THE Room」の快適性を継承しつつ、787の機体幅に最適化したもので、中型機向けのビジネスクラスの刷新は約10年ぶり。プレミアムエコノミーとエコノミークラスも新シートを採用し、全クラスが新シートになる。
新仕様機の座席数は3クラス206席(ビジネス48席、プレミアムエコノミー21席、エコノミー137席)。既存機と比べてエコノミークラス1列9席分の減少にとどめた(関連記事 [3])。
関連リンク
全日本空輸 [4]
26年度国内線
・ANA、静岡-札幌・那覇10/1運休 伊丹-那覇増便=26年度国内線
(26年1月20日)
個室ビジネス「THE Room FX」を備える新787-9
・ANAHD芝田社長、787個室ビジネス「THE Room FX」8月初受領 737-8は6月から5機 [1](26年1月6日)
・ANA、787-9に新個室ビジネスクラス「THE Room FX」777並みの広さ、26年度から=パリ航空ショー [3](25年6月17日)
・ANA、787-9のプレエコ・エコノミー新シート公開 ビジネスはパリで6月お披露目 [5](25年4月9日)
欧州3路線
・ANA井上社長、ミラノ増便視野 時期未定も「デイリー必須」 [6](24年12月5日)
・ANA、ミラノ初便が羽田へ 井上社長「日伊関係強くする路線」 [7](24年12月3日)
・ANA、羽田-ミラノ就航 25年ぶり、貨物も期待 [8](24年12月3日)
・ANA、羽田-ミラノ12月就航 ストックホルム・イスタンブールは年明け、欧州路線拡大 [9](24年7月19日)
25年度計画
・ANA、中部-松山運休 成田・羽田-香港増便=25年度下期計画 [10](25年8月19日)
・ANA、中部-熊本3/30から運休=25年度 [11](25年1月21日)
・ANA、パース通年運航 欧州3路線は週3往復維持=25年度 [12](25年1月21日)