日本トランスオーシャン航空(JTA/NU)は12月16日、ボーイング737-800型機に対応した加CAE製FFS(フルフライトシミュレーター)「7000XR」を導入したと発表した。那覇市にある自社の訓練施設に設置し、20日から運用を始める。パイロットと整備士の訓練体制を強化する。

JTAが導入した737-800のFFS「CAE 7000XR」(JTA提供)

JTAが導入した737-800のFFS「CAE 7000XR」(JTA提供)
7000XRは、JTAが運航する737-800のコックピット環境や飛行特性を再現したFFS。最新のビジュアルシステムと電動モーションシステムを備え、視界や揺れ、加速感などをリアルに体感できる訓練環境を構築した。
JTAでは、今回の導入でパイロットの訓練を自社施設で集中的、効率的に実施できるようになるとしている。悪天候やシステム不具合といった、実機では再現が難しい事態への対応能力も高める。
整備士の訓練にもFFSを活用し、整備品質の維持と向上につなげる。

JTAが導入した737-800のFFS「CAE 7000XR」(JTA提供)
関連リンク
日本トランスオーシャン航空 [1]
CAE [2]
・JTA初の国際線、那覇-台北12/3発売 仲間由紀恵さんがPR [3](25年12月1日)
・JTA、ジンベエジェット3号機「結(ゆい)ジンベエ」25年度内就航 [4](25年10月20日)