日本航空（JAL/JL、9201）は、ハワイアン航空（HAL/HA）とのコードシェア（共同運航）やマイレージ提携を2026年4月21日で終了し、アラスカ航空（ASA/AS）との提携に引き継ぐ。ハワイアンがアラスカに統合されることに伴う措置で、HA便名の運航は同日が最終日となる見通し。
ハワイアン航空とのコードシェアやマイル提携を終えるJAL＝PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire
JALによると、JL便名が付与されたハワイアンのコードシェア便や、「131」で始まる航空券番号で予約されたHA便名の航空券は、4月22日以降搭乗分から全便AS運航便へ振り替えとなるが、出発日や出発・到着時刻に変更はなく、利用者による手続きは不要だという。
フライトマイルの積算は、HA便名での搭乗は4月21日までHAの積算率を適用。以降は振替先のAS便名と予約クラスに基づいて積算される。いずれも搭乗日から6カ月以内であれば、事後登録が可能としている。JL便名での予約は、搭乗日にかかわらずJL便搭乗時の積算率が適用される。
特典航空券は、4月21日以前のHA運航便については、ハワイアンの特典航空券の予約を受け付ける。22日以降のHA運航便は、予約受付を終了済みで、アラスカ航空の特典航空券として予約する必要がある。すでに発券済みの特典航空券は、日付変更や便変更の際には払い戻しが必要な場合がある。
ハワイアンは、アラスカによる買収により2026年4月から運航面でも統合され、IATA（国際航空運送協会）の2レターコード「HA」は廃止予定。便名や予約体系などの段階的な変更が進められており、日本路線の便名もHAからASに置き換わる。
便名統一
・ハワイアン航空、HA便名が26年4月消滅 2レター「AS」に [3]（25年10月13日）
新デザイン
・アラスカ航空、787-9に新デザイン26年1月から シアトル長距離路線を強化 [4]（25年8月6日）
シアトル－成田就航
・ハワイアン航空CEO「シアトル乗継は4割」ワンワールド加盟26年4月、シアトル線でアラスカ航空のサービスも [5]（25年5月14日）
・ハワイアン航空、成田－シアトル就航 初のハワイへ行かない日本路線 [6]（25年5月13日）
JALとハワイアン航空
・JALとハワイアン航空の独禁法適用除外申請、不許可に 米運輸省 [7]（20年3月14日）
・JALとハワイアン航空、コードシェア開始、成田2タミに集結 [8]（18年3月26日）
・ハワイアン航空、成田－ホノルル開設「乗った瞬間ハワイ体験できる」 [9]（16年7月23日）