日本航空(JAL/JL、9201)は9月29日、業務企画職の冬季インターンシップの募集を始めた。これまでの日本開催に加え、海外でも初開催する。海外留学先でもインターンシップに参加可能な環境を整備することで、日本の若者の海外での活躍を後押しする。JALによると、留学先でのインターンシップは航空業界初の試みだという。

業務企画職のインターンシップの募集を始めたJAL=PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire
コーポレートコース(C)、オペレーションコース(O)、ビジネス・マーケティングコース(M)、データサイエンス・デジタルテクノロジーコース(DD)の4コースを用意。2日間の企業研究編と3日間の実践編で構成し、実際の職場で業務体験する。
海外開催はホノルルとロンドン、シドニーの3カ所で、「総合体験プログラム」を通じて業務企画職を体験する。企業研究編は12月にライブ配信とオンライン事前学習で展開する。日時は開催場所により異なる。対面式の実践編は2026年1月以降に開催を予定する。
日本開催は東京・天王洲の本社と羽田地区で開催し、企業研究編は12月11日と13日に対面とオンライン事前学習で展開する。実践編も対面式で、2月の開催を予定する。
実践編はいずれも参加人数に限りがあり、企業研究編の参加者を対象に選考する。
海外インターンシップは、現地の4年制大学・大学院、語学学校に在籍・留学中の人を対象とする。各プログラムで選考を実施を実施し、JALのインターンシップ特設ページで受け付ける。日本開催と海外開催の併願はできない。
近年、日本人学生の海外留学者数は低水準にとどまっている。日本の就職活動は長期化・早期化しており、この影響で留学生が日本企業のインターンシップに参加しにくく、希望の会社に就業する機会を逃すケースが増えているという。
関連リンク
インターンシップ情報 [1](JAL)
日本航空 [2]
・JAL斎藤副社長「非航空・LCC両方伸ばす」特集・脱航空一本足打法の今 [3](25年5月4日)