- Aviation Wire - https://www.aviationwire.jp -

成田の航空科学博物館、10/1から屋上開放 入館料引き上げ

 成田空港に隣接する航空科学博物館は、現在立入禁止の本館屋上を10月1日から一般開放する。施設の維持・向上の一環で、空港を離着陸する機体を5階展望展示室よりもさらに高い位置で楽しめるようになる。また同日付で、入館料を引き上げる。

10月1日から屋上を開放し入館料を引き上げる航空科学博物館=PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 航空科学博物館は5階建で、屋上からはA滑走路(RWY34L)を離発着する機体を見学できる。5階から屋上までは階段のみの移動で、車椅子やベビーカーなどでの移動には対応していない。

 日傘や傘は使用できない。また三脚とドローンも使用禁止で、ライブ配信と商業目的での撮影もできない。雨天・強風の場合は公開を中止する。

 改定後の入館料は大人900円で、現行の700円から200円引き上げる。中高生は400円(現行300円)、小人は300円(同200円)に改定。3歳以下は無料を継続する。

 また、バスの駐車料金を新たに設定。マイクロバス(乗員11人以上29人以下)が対象で、1台2000円を徴収する。自家用車は現行どおり無料となる。

 同館は入館料引き上げについて、物価上昇に伴う運営コストの増加や、持続的な運営のためと説明し、理解を求めている。

航空科学博物館内から見た成田空港=20年5月 PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire

関連リンク
航空科学博物館 [1]

成田空港、1タミ展望デッキ4/7閉鎖 26年春刷新、ウッドデッキなど新設 [2](25年3月21日)
成田・航空科学博物館ジャンク市、JALが廃材や整備士製作品 9/7-8開催 [3](24年9月3日)
成田の航空科学博物館、館内を抗菌コーティング JGSが受託 [4](21年8月7日)
成田の航空科学博物館、30周年でリニューアル 737MAXシミュレーター新設 [5](19年7月30日)
空港で働く車が大集合 成田・航空科学博物館で [6](14年8月24日)