ZIPAIR(ジップエア、TZP/ZG)は8月25日、米国方面の全路線でモバイルチェックインを28日から始めると発表した。スマートフォンやタブレット端末を使い、出発24時間前から90分前までチェックインでき、空港の混雑緩和や利便性向上につなげる。

米国路線でモバイルチェックインを始めるZIPAIR=PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire
対象は成田-ホノルル、サンフランシスコ、サンノゼ、ロサンゼルス、ヒューストンの米国5路線。出発24時間前に届くメールに記載されたURLか、ZIPAIRのウェブサイトの「フライト詳細」画面から手続きできる。パスポート情報はスマートフォンなどのカメラで読み取る形式で、搭乗券は「Walletに追加」機能やフライト詳細画面から確認・表示できる。また、米国のTSA(運輸保安局)が運営する事前審査プログラム「TSA PreCheck」と併用できる。
モバイルチェックイン済みの乗客のうち、受託手荷物を預ける人は空港のカウンターか自動手荷物預け機を利用する。受託手荷物がない場合は、そのまま保安検査場へ向かい、パスポートなどの渡航書類とモバイル搭乗券を提示することで、保安検査と出国審査後に搭乗口へ向かえる。
一方、渡航情報や滞在先住所の登録が完了していない人や、非常口座席の指定など「特別な要請」がある人、予約に未払いサービスが残っている人、出発24時間以内に予約した場合などは、モバイルチェックインの対象外になる。この場合、出発3時間前から1時間前までに空港のカウンターでチェックインを済ませる必要がある。
紙の搭乗券を希望する乗客も、出発3時間前から1時間前まで有人カウンターで発行できる。
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