エアアジア・マレーシア(AXM/AK)は8月15日、コタキナバル-台北(桃園)-福岡線を週7往復(1日1往復)で開設した。以遠権を活用した同社初の路線で、エアアジア本体が日本へ就航するのも初となった。

福岡空港に到着するエアアジア・マレーシア初便(同社提供)

福岡空港で開かれたエアアジア・マレーシア就航記念式典で挨拶するマズプトラCEO(同社提供)
運航スケジュールは、福岡行きAK1510便が台北を午前11時55分に出発し、午後3時15分着。台北行きAK1511便は午後5時に福岡を出発して、午後6時30分に到着する。台北着は金曜のみ5分遅れの午後6時35分で、福岡発は変更なし。機材はエアバスA320neoで、座席数は1クラス186席(うちホットシート42席)となる。
台北から福岡への初便は、エアアジアによると満席で到着。福岡空港では、消防車による放水アーチで歓迎された。折り返しの福岡発台北行きも、搭乗率が80%を超える滑り出しだったという。

福岡空港で開かれたエアアジア・マレーシア就航記念式典(同社提供)

福岡空港で開かれたエアアジア・マレーシア就航記念式典でパフォーマンスを披露する客室乗務員(同社提供)
同社は、今回の就航により東マレーシア・サバ州と台湾、日本の三地域間の交流促進を目指す。サバ州からASEAN(東南アジア諸国連合)域外へのアクセス向上に加え、台北と福岡の双方からの渡航需要も取り込む。
15日に福岡空港で開かれた記念式典には、エアアジア・マレーシアのダトー・キャプテン・ ファレ・マズプトラCEO(最高経営責任者)、福岡空港を運営する福岡国際空港会社(FIAC)の田川真司社長、台北駐福岡経済文化弁事処の陳銘俊総領事、マレーシア政府観光局日本局長らが出席した。
運航スケジュール
AK1510 コタキナバル(07:40)→台北(10:55/11:55)→福岡(15:15)運航日:8/15以降の毎日
AK1511 福岡(17:00)→台北(18:30/19:15)→コタキナバル(22:50)運航日:8/15以降の毎日
*AK1511は金曜のみ台北着18:35、台北発19:20
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AirAsia [1]
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