エアバスは現地時間6月16日、サウジアラビアの新興航空会社リヤド航空(RXI/RX)からA350-1000型機を25機受注したと、同日開幕したパリ航空ショーで発表した。契約は最大で50機に拡大する可能性がある。

リヤド航空のA350-1000(イメージ、エアバス提供)
リヤド航空は、A350-1000を導入するサウジアラビア初の航空会社となる。今回の契約は全機確定発注で、年間3億人の航空旅客受け入れを目指すサウジアラビアの国家戦略「サウジ・ビジョン2030」の実現を支援するもの。同国を世界的な航空・観光ハブとすることを目指す。
A350は、5月末時点でファミリー累計1390機超を受注。世界で657機が運航されている。
関連リンク
Riyadh Air [1]
Airbus [2]
・リヤド航空、A321neo 60機発注 初のエアバス機 [3](24年10月31日)
・デルタ航空とリヤド航空、北米-サウジ間で戦略的提携 JV視野に [4](24年7月10日)
・サウジ新会社リヤド航空、初のスポーツスポンサー契約 スペイン古豪と [5](23年8月14日)
・777X、A350より広い客室アピール 737-10も試験機公開、リヤド航空は787-9展示=パリ航空ショー2023 [6](23年6月18日)
・サウジ新会社リヤド航空、機体デザイン公表 25年就航 [7](23年6月5日)
・サウジ新会社リヤド航空、787-9最大72機発注へ 航空ハブ戦略で [8](23年3月15日)