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JAL 777-300ER退役延長が1位 先週の注目記事25年5月4日-10日

 5月4日から10日までによく読まれた記事をまとめました。一番読まれたものは、日本航空(JAL/JL、9201)の鳥取三津子社長によるボーイング777-300ER型機の退役延長に関する記事でした。

羽田空港を離陸するJALの777-300ERによるロンドン行きJL43便=25年1月1日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

第1位 JAL、777-300ER退役延長 鳥取社長「長距離路線しっかりつなぐ」 [1]

 JALは新たな長距離国際線のフラッグシップであるエアバスA350-1000型機の導入を進めており、5月5日からは発注済み13機のうち9機が稼働できる体制になりました。これにより、更新対象の777-300ERは、初期受領機が数機退役可能な状況ですが、現状は2024年8月20日に退役した4号機(登録記号JA734J)の退役にとどまっています。

 新型コロナに端を発するサプライチェーンの混乱に加えて、トランプ関税の影響が懸念されており、新造機の納入遅延や修理部品の調達に時間がかかるといった事態が想定されることから、JALは777-300ERの退役を一部延期する方針です。鳥取社長は「長距離路線をしっかりつなぐ」と語っています。