- Aviation Wire - https://www.aviationwire.jp -

JAL 767と737所有者移転13機、旧バニラ13号機退役 国交省航空機登録25年3月分

 国土交通省航空局(JCAB)によると、2025年3月の航空機登録は、予約登録受付が8機、新規登録が1機、移転登録が34機、変更登録が2機、抹消登録が4機で、予約登録取り下げはなかった。

セール・アンド・リースバックで所有権が移転したJAL機の1機767-300BCF初号機JA653J=24年2月19日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 移転登録では、日本航空(JAL/JL、9201)のボーイング767-300ER型機と737-800のうち、所有者が変わる機体が2機種合わせて13機あった。受領後にリース会社へ一旦売却してリース契約を結ぶ「セール・アンド・リースバック」に切り替えたことで、所有者が変更となったもの。うち11機が767で、旅客機のほか貨物専用機に改修した767-300BCFの初号機(登録記号JA653J)などがみられた(関連記事1 [1])。

 抹消登録では、ANAホールディングス(ANAHD、9202)傘下のピーチ・アビエーション(APJ/MM)が運航していたエアバスA320型機(JA13VA)などがみられた。JA13VAは、ピーチへ統合前のバニラエアが導入した機体で、バニラのA320では初の独ハンブルク製の機体となった(関連記事2 [2])。JA13VAのリース返却により、ピーチの元バニラ機は4機(JA10VA、12VA、14VA、15VA)となった。

 予約登録受付と新規登録の中には、特定本邦事業者が運航するとみられる機体はなかった。

 登録の詳細は下記の通り(予約登録受付→新規登録→移転登録→変更登録→抹消登録の順)。