航空政策研究会（航政研、山内弘隆会長）は、シンポジウム国内線の課題と展望」を3月27日に東京・三田の慶應義塾大学で開催する。会場とオンラインのハイブリッド開催で、参加費は無料。
[1]航政研シンポジウム「国内線の課題と展望」のチラシ
コロナ後の旺盛な訪日需要で、国際線を運航する航空会社はインバウンドと乗り継ぎ需要に支えられているものの、国内線のみの航空会社は厳しい状況が続く。また、国際線と国内線を運航する航空会社も、運航コストの高騰や国内の人口減少により、羽田路線すら収益性の悪化が見られ、これまでのように地方路線を内部補助で支えていくことが難しくなりつつある。
第1部では、航政研理事で事務局長の加藤一誠・慶大商学部教授が概要を説明。第2部では航空各社が国内線の現状を報告し、本紙（Aviation Wire）編集長の吉川忠行も最近の情勢を取材者の立場で報告する。
第3部はパネルディスカッションでは、航政研理事で日本大学経済学部長の手塚広一郎教授がモデレーターを務め、航空各社の登壇者と加藤氏、吉川が、国内線の経営課題や原因などから今後のあり方を考える。
日時は3月27日午後2時から5時までで、午後1時30分開場。場所は慶大三田キャンパスの北館1階ホール。申し込みは会場参加とオンラインともに航政研のウェブサイトからで、21日まで受け付ける。
航政研は、1966年6月23日に学議経験者を中心とする産学共同の民間研究団体として、我が国の航空・空港政策に対して提言を行い、民間航空の発展に寄与することを目的として設立された。会長は武蔵野大学経営学部 特任教授・一橋大学 名誉教授の山内弘隆氏。
関連リンク
【会場参加】シンポジウム 国内線の課題と展望 [2]（航政研）
【WEB参加】シンポジウム 国内線の課題と展望 [3]（航政研）
航空政策研究会 [4]
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航政研シンポ
・航政研シンポ「新しい観光政策と航空」3/30慶大で開催 本紙編集長も登壇 [7]（23年2月17日）