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中部空港、国際線到着ロビーに味噌桶 訪日客に地域アピール、20周年限定酒も

 中部空港(セントレア)は、訪日客を対象としたサービスを強化している。開港20周年を迎えた2月17日から、地域特産の「豆みそ(赤味噌)」を醸造していた味噌桶(みそおけ)を国際線到着ロビーに設置し、中部地域をアピールする。このほか、20周年限定の酒類を免税店などで取り扱う。

中部空港T1国際線到着ロビーに設置する味噌桶を除幕する中部国際空港会社の犬塚社長(左から2人目)ら=25年2月17日 PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire

—記事の概要—
味噌桶は90年もの
20周年限定酒7品目

味噌桶は90年もの

 味噌桶は第1ターミナル(T1)2階の国際線到着ロビーに設置。大きさは直径205センチ、高さ147.5センチで、愛知・豊田市で豆みそを「桝塚味噌」ブランドで醸造するみそ蔵元「のだみそ」が、約90年前から使用していたものが貸与された。

 中部空港を運営する中部国際空港会社(CJIAC)は、インバウンド(訪日)需要を地域とともに回復・促進する組織「地域ブランド共創室」を1月1日付で新設。地域特有の食文化を象徴するみそおけを設置することで、訪日客を中心とした空港利用者にアピールし、中部地域のブランディングを進めたい考え。

中部空港T1国際線到着ロビーに設置する味噌桶をアピールする中部国際空港会社の犬塚社長(左から2人目)ら=25年2月17日 PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire

20周年限定酒7品目

 17日に発売した20周年限定酒は、ワイン2種類、ウイスキー3種類、ユズ酒2種類の計7品目。ワインは赤と白、ウイスキーはシングルモルトを中心に取り扱う。訪日客からの人気が高いユズ酒は、日本酒をベースとする。

中部空港開港20周年を記念し販売する限定酒。(左から)ワイン、ウイスキー、ユズ酒=25年2月17日 PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire

 限定数は種類により異なり、100本から280本を用意する。価格帯はユズ酒が2000円と2300円、ワインが4000円、ウイスキーが1万5000円と2万円。いずれもT1国際線ターミナルの出発制限エリアで取り扱い、ワインとウイスキーは出国審査場そばの免税店「CENTRAIR DUTY FREE」で、ユズ酒は20番搭乗口そばの「空乃酒蔵」で販売する。LCC専用の第2ターミナル(T2)でも取り扱い、いずれも免税店「Centrair Duty Free第2ターミナル店」で販売する。

 今回の20周年限定酒は、これまで付き合いのある蒸留所、ワイナリー、酒蔵とのコラボ商品となる。開港から20周年を迎えたことから、空港会社は「お酒が飲める年齢になった」とPRしている。

中部空港開港20周年を記念し免税店で販売するワインとウイスキー=25年2月17日 PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire

中部空港開港20周年を記念し「空乃酒蔵」で販売するユズ酒=25年2月17日 PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire

中部空港開港20周年を記念した限定のユズ酒を取り扱う「空乃酒蔵」=25年2月17日 PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire

20周年限定酒ラインナップ
ユズ酒
國盛 和の心ゆずのお酒 2000円
魅惑のゆず 2300円

ワイン
穂坂ワイン(赤) 4000円
穂坂ワイン(白) 4000円

ウイスキー
駒ヶ岳ウイスキー 1万5000円
シングルモルト ジャパニーズウイスキー桜尾 1万7000円
シングルモルト 小正嘉之助ウイスキー 2万円

関連リンク
中部国際空港 セントレア [1]
桝塚味噌 [2]
中部国際空港セントレア免税店 [3]

中部空港、開港20周年 犬塚社長「未知のステージへ挑戦」 [4](25年2月17日)
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