国土交通省航空局(JCAB)によると、2024年8月の航空機登録は、予約登録受付が10機、新規登録が2機、移転登録が29機、抹消登録が2機で、変更登録と予約登録取り下げはなかった。
Dash 8(旧Q400)の認定中古機を導入するANA=PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire
新規登録では、日本航空(JAL/JL、9201)のエアバスA350-1000型機の5号機(JA05WJ)などがみられた。
予約登録受付の中には、ANAホールディングス(ANAHD、9202)が今年7月に導入を発表したデ・ハビランド・カナダDash 8-400(旧ボンバルディアQ400)型機の認定中古機とみられる7機のDash 8がみられた。登録記号はJA466AからJA472Aまでの連番となり、2025年以降に順次受領し、既存機の機材更新を図る(関連記事1 [1])。
Dash 8はメーカーの新造機引き渡しが事実上完了しており、既存顧客が追加導入する場合は中古機の中から選定することになる。
ANAHDが導入する中古機は無事故機で、デ・ハビランド・カナダの責任下でANAの既存機と同仕様に改修し、整備後に受領する。導入後は10年使用可能な機材で、新造機と同様に一定期間のメーカー保証が付与されることが特徴となっている。背景には、三菱重工業(7011)の三菱スペースジェット(旧MRJ)開発中止があり、リージョナル機の更新時期が迫っていることがある(関連記事2 [2])。
登録の詳細は下記の通り(予約登録受付→新規登録→移転登録→抹消登録の順)。