全日本空輸（ANA/NH）は9月4日、同社便を利用する企業と共同でCO2（二酸化炭素）排出量削減に取り組む「SAF Flight Initiative（SAFフライトイニシアチブ）」 について、貨物輸送が対象の「カーゴ・プログラム」を荷主企業にも拡大すると発表した。
SAFフライトイニシアチブのカーゴ・プログラムを拡大するANA＝21年10月14日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire
従来のカーゴ・プログラムは、ANAと直接取引がある貨物代理店を対象に、CO2削減証書を発行してきた。新サービスは、貨物代理店からの荷主企業別の輸送実績に基づき、荷主企業への「Scope3削減量」の割当を可能にした。
SAFフライトイニシアチブは2021年10月に発表。代替燃料「SAF（Sustainable Aviation Fuel：持続可能な航空燃料）」を活用してCO2削減につなげるもの。
関連リンク
SAF Flight Initiative [1]
全日本空輸 [2]
・ANA、SAFで海外出張のCO2削減 法人向け4月開始へ [3]（22年1月24日）
・ANA、企業参加型CO2削減プログラム始動 代替燃料「SAF」で排出量減 [4]（21年10月14日）