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パリ航空ショーで777XがA350より”広い客室”アピールが1位 先週の注目記事23年6月18日-24日

 6月18日から24日までによく読まれた記事をまとめました。一番読まれたものは、19日に開幕した第54回パリ航空ショーにボーイングが出展した次世代大型機777Xの記事でした。

パリ航空ショーで公開された777-9飛行試験機=23年6月18日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

第1位 777X、A350より広い客室アピール 737-10も試験機公開、リヤド航空は787-9展示=パリ航空ショー2023 [1]

 ボーイングは開幕前日の現地時間18日、777Xの旅客型777-9(登録記号N779XW)と、小型機737 MAXのうち胴体長が最長の737-10(737 MAX 10、N27751)の機内などを一部の報道関係者に先行公開。記事では777-9と737-10の機内外、サウジアラビアの新興航空会社リヤド航空(RXI/RX)の787-9(N8572C)の外観を掲載しました。

 777-9と737-10の機内は、昨年ロンドン近郊で開かれた偶数年開催のファンボロー航空ショーで見たものと正直大差がなかったのですが、777-9は競合エアバスA350 XWBと広さを比較した展示が目を引きました。

 弊紙Twitterでフォロワーの方が指摘しているとおり、「広くなればその分席が増えるから変わらない」「777Xの1列10席は1席当たりの横幅が狭い」など、胴体径だけでは乗客の快適性を語れないのが旅客機の難しいところだと改めて感じました。

 パリ航空ショーは展示が非常に多いため、今週から順次記事を掲載いたします。年齢のためか疲労が残っておりますが、読者のみなさまに有益な記事をお届けできるよう、がんばります。