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国交省、ATR72に型式証明交付 リンクが14年春運航へ

 国土交通省航空局(JCAB)は10月28日、欧州ATR社製ターボプロップ機ATR 72-212A型機に対して型式証明書を交付した。ATR 72は、2012年4月に設立された地域航空会社リンク(福岡県福岡市)が導入する予定。

リンクが導入するATR 72-600(ATR提供)

 ATR 72-212Aの最大乗客数は74人で、航続距離は1530km。エンジンはプラットアンドホイットニー・カナダ製PW127Mで、最大離陸重量は2万2000kg。

 リンクが導入する機材はATR 72-600。EASA(欧州航空安全局)では、ATR 72-600をATR 72-212Aの販売名としており、JCABによると、ATR 72-212Aの型式証明にはATR 72-600も含まれるという。

 リンクは14年3月就航を目指しており、就航時の計画路線は、福岡-宮崎線と福岡-松山線、北九州-松山線の3路線。機材は当初2機で、3機をすべてリース導入する。

 ATRの旅客機が日本の航空会社に導入されるのは初めてで、初号機は11月に納入される予定。

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