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スターフライヤー、A320neoで無料Wi-Fiサービス 初夏就航へティザーサイト開設

 スターフライヤー(SFJ/7G、9206)は3月16日、初夏に就航を計画している新機材エアバスA320neoを紹介するティザーサイトを開設した。機体の特徴を「チラ見せ」しているほか、製造過程を撮影した動画などを公開している。

スターフライヤーが開設したA320neoのティザーサイト

エアバスのA320向け新内装エアスペースの大型化した手荷物収納棚=18年4月 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 A320neoでは、乗客から要望が多かったWi-Fiによる機内インターネット接続サービスを無料で提供。客室はエアバスの新内装「エアスペース」を日本の単通路機で初導入し、大型化した手荷物収納棚やLED照明、新しい窓の日よけ、抗菌仕様などを採用する。これまで5つのキャリーバッグを収納できた手荷物収納棚は、エアスペースにより最大8つ収納できるようになる。

 2種類あるエンジンは、当紙が2022年4月に報じた通りCFMインターナショナル製「LEAP-1A」を選定。一方、シートについては今後発表する。スターフライヤーは2006年3月の就航時から全席に個人用モニターを導入しているが、A320neoでは廃止し、無料ネット接続サービスに置き換える。

 スターフライヤーは既存のA320の後継機として、新型エンジンを採用したA320neoを導入。最大5機をリース導入し、初号機(登録記号JA28MC)を1月に受領予定だったが、ロシアによるウクライナ侵攻や新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響により、サプライチェーンが世界的に混乱しているため、エアバス側で納入遅延が生じている。

関連リンク
A320neo特設ページ [1](スターフライヤー)
スターフライヤー [2]
Airbus [3]

スターフライヤーのA320neo
スターフライヤー、A320neoエンジンにLEAP-1A選定 23年受領開始 [4](22年4月21日)
スターフライヤーのA320neo、23年1月に初号機 機内Wi-Fi搭載、モニター廃止 [5](21年6月29日)
スターフライヤー、A320neo導入へ 23年から最大5機 [6](20年11月4日)

国内航空会社のA320neo
国内初採用エンジンLEAP 写真特集・ピーチA320neo初号機 [7](20年10月24日)
大型機並み装備のビジネスクラス 写真特集・ANA A320neo初号機就航(1) [8](16年12月27日)

エアスペース
A320neoでフルフラット実現 伸びる航続距離に新需要、エアバス新内装「Airspace」 [9](18年4月15日)