中国本土からの水際対策緩和　到着空港の制限終了

　政府は2月27日、中国本土から日本へ直行便で到着する入国者に対する新型コロナウイルス感染症（COVID-19）の水際対策を、3月1日から見直すと発表した。入国者全員に実施している「入国時検査」を、無作為のサンプル検査に変更し、直行旅客便が到着できる空港の制限も撤廃する。

　サンプル検査は入国者の最大20％程度を対象に実施。出国前72時間以内に受けた検査による陰性証明書の提出は、引き続き中国（香港・マカオ除く）からの入国者全員に求める。

　乗客を乗せた直行便の到着空港は、現在は成田、羽田、関西、中部の4空港に限定。3月1日以降は検疫体制を確認の上、その他の空港への到着を認めるとともに、増便も認める。

関連リンク
首相官邸 ^[1]
水際対策 ^[2]（厚生労働省）

・成田空港、訪日客好調も日本人は…田村社長「コロナ終わった雰囲気になっていない」 ^[3]（23年2月27日）
・機内マスク、3/13から「個人判断」に　政府方針受け前倒し ^[4]（23年2月21日）
・IATA事務総長、水際強化「感染ピークに大差なし」　科学的根拠ある対策求める ^[5]（23年1月5日）
・中国本土からの水際対策8日から強化　香港・マカオは到着空港の制限終了 ^[6]（23年1月4日）