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エミレーツ航空、A380夏ダイヤ投入拡大 コロナ前9割50都市に

 エミレーツ航空(UAE/EK)は、総2階建ての超大型機エアバスA380型機の就航都市を夏ダイヤ期間内に拡大し、夏の終わりまでにはコロナ前の投入路線の9割にあたる約50都市に復帰させる。

エミレーツ航空のA380=PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 3月26日にスコットランドのグラスゴー、6月1日にフランスのニース、7月1日に英国のバーミンガムへのA380の運航を再開。エミレーツはA380の運航規模が世界最大の航空会社で、現在80機以上が現役で活躍している。今回再開するバーミンガムへは2016年、ニースには2017年、グラスゴーへは2019年にA380を就航させた。

 エミレーツはA380の客室改修を進めており、プレミアムエコノミーを新設。プレエコを備えた4クラス仕様のA380を、2024年3月までに20カ国35都市以上へ投入する計画を進めている。新仕様の新造機受領は2020年12月からで、既存機改修は2022年11月から本格化している。

エミレーツ航空のA380に新設されたプレミアムエコノミーを紹介する客室乗務員(同社提供)

 新仕様機の座席数は4クラス484席で、ファーストが14席、ビジネスが76席、プレエコ56席、エコノミー338席。プレエコはメインデッキ(1階)に2-4-2席配列で56席設けた。シートピッチは最大40インチ(約101.6センチ)、シート幅は19.5インチで、個人用モニターは13.3インチ。リクライニングすると、ゆりかご型のポジションになり、体を十分に伸ばせるという。

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