タイ政府は現地時間1月10日、入国規制を見直した。日本からは規制強化前と同様、新型コロナワクチンの接種証明の提示などは不要になった。
入国規制強化を撤回したタイ＝22年9月 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire
タイの日本大使館によると、タイ民間航空局（CAAT）が10日付で航空各社に通達し、接種証明書の提示は不要となった。一方、中国やインドなど、帰国時にPCR検査を求められる国からタイへ渡航する乗客には、少なくとも1万米ドルの新型コロナ治療を含む保険加入を求める。
同大使館によると、外国人がタイで新型コロナに感染して病院で治療を受けたり、入院する場合、治療費や入院費が高額になる可能性があるという。このため、必要に応じて新型コロナ治療を含む保険の加入を検討するよう呼びかけている。
関連リンク
在タイ日本国大使館 [1]
CAAT [2]（タイ語）
外務省 海外安全ホームページ [3]
水際対策 [4]（厚生労働省）
・タイ、入国規制1/9から強化 接種証明提示 [5]（23年1月8日）
・IATA事務総長、水際強化「感染ピークに大差なし」 科学的根拠ある対策求める [6]（23年1月5日）
・中国本土からの水際対策8日から強化 香港・マカオは到着空港の制限終了 [7]（23年1月4日）