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PW、F-35向けエンジン1000基目納入

 米プラット&ホイットニー(PW)は、第5世代戦闘機F-35「ライトニングII」向けエンジンF135の1000基目を納入した。コネチカット州イースト・ハートフォードの本社では、祝賀イベントが現地時間9月7日に開かれた。

F-35(ロッキード・マーチン提供)

 F-35は単発のステルス戦闘機。F135は、双発のF-22「ラプター」向けF119を進化させたエンジンで、PWは2009年以降、F135の平均製造コストを50%以上削減し、最初の定期メンテナンスのコストを約40%削減したという。

 PWによると、F135は将来F-35を改良する際に備えて十分な設計マージンを持たせたという。同社が提案するF135のブロック・アップグレードは、EEP(強化エンジン・パッケージ)と呼ばれ、すべてのF-35のオペレーターにとって、ブロック4の能力を発揮するための最速でもっともコスト効率、リスクの低い手段を敵今日するものだとしている。ライフサイクル・コストを400億ドル削減し、100万飛行時間以上の信頼できる運用を基盤にしている。

1000基目F135(プラット&ホイットニーのサイトから)

関連リンク
F135 [1]
Pratt & Whitney [2]
F-35 Lightning II [3]

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