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ANA、鬼滅の刃3号機10月就航 初の777、お披露目招待や遊覧飛行も

 全日本空輸(ANA/NH)は8月10日、テレビアニメ「鬼滅の刃」の特別デザイン機の3号機を10月3日から国内線に投入すると発表した。ボーイング777-200ER型機(登録記号JA745A予定)を初めて使用し、デザインは9月5日に発表を予定している。羽田空港の格納庫で10月1日にお披露目し、就航前日の2日には成田発着の遊覧飛行を実施する。

羽田空港で出発を待つANA「鬼滅の刃じぇっと -弐-」(手前)と初号機「鬼滅の刃じぇっと -壱-」=22年3月26日 PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire

 3号機のデザインは、ANA向けに書き下ろされたイラストを使用。3号機限定のヘッドレストカバーとキャラクターによる機内アナウンスが登場し、客室乗務員が着用するオリジナルエプロンの新デザインが加わる。

 10月1日のお披露目イベントは、ANAのマイレージクラブ会員が対象で、8月10日から9月7日までに国内線に搭乗した人が対象。キャンペーン登録は8月10日から開始し、抽選で75組150人を招待する。搭乗回数が多くなると当選確率が上がるようにし、抽選に外れた人を対象に、遠隔操作ロボットを使ったANAグループの瞬間移動サービス「avatarin(アバターイン)」による機体見学も用意する。

 2日の遊覧飛行は約1時間30分のフライトで、「鬼滅の刃」無限列車編で煉獄杏寿郎が食べていた弁当をイメージした「牛鍋辨當」を機内食として提供。到着後は機体を背景に記念撮影できる。また、国内線で子供向けにプレゼントしている限定メンコの第2弾全18種類を1人1セット用意する。1人当たりの旅行代金は、プレミアムクラスが9万9800円、普通席が窓側7万9800円、窓側翼上5万9800円、通路側3万9800円。

JA745Aは16年からANAの東京2020大会特別塗装機として運航された=16年10月14日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 ANAグループは、2021年12月からタイアップをスタート。最初の特別デザイン機「鬼滅の刃じぇっと -壱-」(767-300ER、JA616A)が今年1月31日、2号機「鬼滅の刃じぇっと -弐-」(767-300ER、JA608A)が3月26日に就航した。

 3機目の「鬼滅の刃じぇっと」となるJA745Aは、2016年10月14日から東京五輪の特別塗装機として運航された機体。ANAグループの入社式には、2015年度と2017年度に列席している。

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「鬼滅の刃」じぇっと 参 遊覧フライト [2]
全日本空輸 [3]

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