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ANAの22年4-6月期、最終黒字10億円 為替差益が奏功、通期は据え置き

 全日本空輸(ANA/NH)を傘下に持つANAホールディングス(ANAHD、9202)が8月1日に発表した2022年4-6月期(23年3月期第1四半期)連結決算(日本基準)は、純損益が10億200万円の黒字(前年同期は511億5900万円の赤字)となり、2019年度の第3四半期以来10四半期ぶりに黒字転換した。本業のもうけを示す営業損益は13億円の赤字だったが、営業外損益で為替差益を計上したことなどが奏功した。通期予想は据え置き、通期黒字化を目指す。

—記事の概要—
22年4-6月期
23年3月期予想
*JALの決算はこちら [1]

22年4-6月期

ANAホールディングスの中堀公博グループCFO=22年8月1日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 4-6月期の売上高は前年同期比76.2%増の3504億1900万円、営業損益は13億2100万円の赤字(646億1200万円の赤字)、経常損益が43億8200万円の黒字(637億8300万円の赤字)。営業赤字は約633億円圧縮した。

 営業費用は