- Aviation Wire - https://www.aviationwire.jp -

関空、国内線新エリア今秋オープン 保安検査後の商業エリア拡充

 関西空港を運営する関西エアポート(KAP)は、リノベーション工事が進んでいる第1ターミナル(T1)のうち今秋のオープンを予定する国内線エリアについて、出店する店舗が決定したと4月21日に発表した。保安検査後の商業エリアを拡充し、6店舗が新たに出店する。オープン日は決定し次第発表する。

今秋にオープンを予定する関空の新国内線エリア(イメージ、KAP提供)

 新たに出店するのは飲食4店舗と物販2店舗の計6店舗。大阪のお好み焼き店「ぼてぢゅう」の新業態2店舗や、京都・祇園が本店の天ぷら専門店「天ぷら 圓堂」、大阪土産などを取り扱う「関西旅日記」など、関西色豊かな店舗が出店する。保安検査後の商業エリアを拡充することで、KAPが運営する2020年8月にリニューアルした伊丹空港同様、利用客の早めの保安検査場通過を促す狙いがある。

今秋にオープンを予定する関空の新国内線エリアのスマートレーン(イメージ、KAP提供)

 今秋のオープンを予定する2階の新しい国内線には、新たにスマートレーンを6台導入する。従来型の保安検査機器で運用している現在の保安検査場は南と北に分かれており、リニューアル後は1カ所に集約する。

 T1のリニューアルは、4つのフェーズに分けて進める。現在進めている国内線の新エリアは今秋のオープンを予定する。2023年冬ごろに2階中央の国際線出発エリアなどを新設後、2025年春ごろに3階の国際線ラウンジと4階の新保安検査場を稼働させて大阪万博に間に合わせる。その後、2026年秋ごろに2階の国際線出発エリア南北にある商業施設の運用を開始し、工事を終える。

関連リンク
関西国際空港 [1]

関空のT1改修
関空、1タミ改修工事着工 25年に主要部稼働へ [2](21年5月28日)
関空、1タミ改修5月着工 大阪万博前に主要機能稼働 [3](21年4月29日)
関西空港、T1改修で4000万人受け入れ 国際線エリアは中央部、国内線は南側へ [4](19年12月13日)
関空1タミ改修、25年万博目標 計画公表は再び先送り [5](19年6月5日)
関空、第1ターミナルの改修検討 山谷社長「18年3月までに構想示したい」 [6](17年10月24日)

伊丹空港のリニューアル
飲食テーブルに透明アクリル板も 特集・伊丹空港ターミナル半世紀ぶりリニューアル [7](20年8月10日)
伊丹空港、全面リニューアル完了 ウォークスルー商業エリア導入、31店舗オープン [8](20年8月6日)
伊丹空港、7月に全面刷新 スマートレーン本格導入、東京五輪前にオープンへ [9](20年1月24日)