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ANA、羽田-仙台に787 20日と21日、国際線仕様も

 全日本空輸(ANA/NH)は3月18日、24日まで運航が決定している羽田-仙台間の臨時便のうち、20日と21日の一部便を大型化し、ボーイング787-8型機を投入すると発表した。福島県沖を震源とする地震の影響で、東北新幹線が一部運休しているため。羽田-秋田線は17日から一部便を787に大型化しており、仙台は2空港目となる。

羽田-仙台臨時便に787を投入するANA。写真は2011年10月30日の復興応援フライト=11年10月30日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 羽田-仙台の787投入便は、20日と21日の羽田発仙台行きNH1505便とNH1507便、仙台発羽田行きNH1506便とNH1508便の計4便。いずれも767-300ER型機(2クラス202席)からの大型化で、20日は2クラス335席の国内線仕様機(78P)、21日は2クラス240席の中距離国際線仕様機(78R)を投入する。

 また、21日は臨時便を1往復増便して5往復運航。増便分の羽田午後2時15分発の仙台行きNH1509便と仙台午後4時発の羽田行きNH1510便を767-300ERで運航する。

 19日まで一部便に787を投入する羽田-秋田線は、21日も投入。21日は5往復のうち1往復(NH407/410)をエアバスA321型機(2クラス194席)から中距離国際線仕様機の787-8(78R、2クラス240席)に大型化する。

 JR東日本の18日の発表によると、地震の影響で脱線した東北新幹線の那須塩原-盛岡間の運転見合わせは21日まで決定しており、22日以降の運転計画は21日に発表する。東京-那須塩原間と盛岡-新青森間は臨時ダイヤで運転している。

羽田-仙台臨時便の運航スケジュール
3/20
羽田→仙台
NH1501 羽田(07:15)→仙台(08:15)737-800
NH1503 羽田(09:10)→仙台(10:10)767-300
NH1505 羽田(12:40)→仙台(13:40)787-8(78P)
NH1507 羽田(18:00)→仙台(19:00)787-8(78P)

仙台→羽田
NH1502 仙台(08:55)→羽田(09:55)737-800
NH1504 仙台(11:00)→羽田(12:00)767-300
NH1506 仙台(14:20)→羽田(15:20)787-8(78P)
NH1508 仙台(20:00)→羽田(21:00)787-8(78P)

3/21
羽田→仙台
NH1501 羽田(07:15)→仙台(08:15)737-800
NH1503 羽田(09:10)→仙台(10:10)767-300
NH1505 羽田(12:40)→仙台(13:40)787-8(78R)
NH1509 羽田(14:15)→仙台(15:15)767-300
NH1507 羽田(18:00)→仙台(19:00)787-8(78R)

仙台→羽田
NH1502 仙台(08:55)→羽田(09:55)737-800
NH1504 仙台(11:00)→羽田(12:00)767-300
NH1506 仙台(14:20)→羽田(15:20)787-8(78R)
NH1510 仙台(16:00)→羽田(17:00)767-300
NH1508 仙台(20:00)→羽田(21:00)787-8(78R)

関連リンク
地震情報 [1](気象庁)
気象庁 [2]
運航の見通し [3](ANA)
運航の見通し [4](JAL)

臨時便
ANA、24日まで羽田-仙台臨時便 秋田は19日まで787投入 [5](22年3月17日)
JAL、22日まで東北5路線で臨時便 定期便ない羽田-仙台・花巻も [6](22年3月18日)

臨時便初便
ANA、定期便ない仙台・福島へ臨時便出発 [7](22年3月17日)
JAL、東北新幹線運休で臨時便 羽田-仙台や山形、秋田、三沢、花巻 [8](22年3月17日)

地震関連
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なぜ羽田-仙台定期便は飛んでいないのか 臨時便は受験生も利用 [10](21年2月23日)
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