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スカイマーク、5月からピカチュウ塗装2号機 「ホエルオー」で海イメージ

 スカイマーク(SKY/BC)は2月14日、ポケットモンスター(ポケモン)の人気キャラクター「ピカチュウ」をデザインした特別塗装機「ピカチュウジェットBC」について、2号機(ボーイング737-800型機、登録記号JA73NG)を5月末に就航させると発表した。2021年6月就航の1号機(737-800、JA73AB)同様、那覇と下地島を発着する沖縄路線を中心に投入し、約5年間運航する。

5月に就航するスカイマークの特別塗装機「ピカチュウジェットBC2」(イメージ、同社提供)

 「ピカチュウジェットBC2」は海をイメージしたデザインに仕上げ、クジラのポケモン「ホエルオー」を原寸に近い大きさで描いた。ピカチュウのほか、シェイミやコイキングなど、人気キャラクターをデザインした。

 座席には2号機限定デザインのヘッドレストカバーを備えるほか、客室乗務員はオリジナルデザインのエプロンを着用する。子供向けのグッズも用意し、搭乗券や紙コップにポケモンをデザインするなど、機内もポケモン一色にする。

5月に就航するスカイマークの特別塗装機「ピカチュウジェットBC2」(イメージ、同社提供)

21年6月就航の「ピカチュウジェットBC1」=21年6月21日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 ピカチュウジェットBCの1号機は2021年6月21日に就航。初便は羽田発那覇行きBC519便で、沖縄路線を中心に投入し約5年間運航している。ピカチュウジェットBCの「BC」は、IATA(国際航空運送協会)の2レターコードでスカイマークを示す「BC」から名付けた。

 2号機となるJA73NGは、以前は人気アニメ『宇宙戦艦ヤマト』の船体やキャラクターをあしらった特別デカール機「ヤマトジェット」としても活躍し、2017年度の入社式の会場ともなった(関連記事 [1])。

 ポケモンをデザインした機体は以前、全日本空輸(ANA/NH)が運航していた。1998年7月に導入した「ANAポケモンジェット」は、747-400Dや767-300など計6機に特別塗装を施し、ピカチュウを大きくデザインした「ピカチュウジャンボ」と「ピース★ジェット」、機体下部に花柄が描かれた「お花ジャンボ」の3種類を運航した。

 2021年12月1日からは、エア・ドゥ(ADO/HD)の特別塗装機「ロコンジェット北海道」(767-300ER、JA607A)も就航。キツネのポケモン「アローラロコン」と「ロコン」を左右非対称でデザインし、5年間の運航を予定する。

関連リンク
そらとぶピカチュウプロジェクト [2](スカイマーク)
スカイマーク [3]
ポケモン [4]

ピカチュウジェット
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