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ピーチ、国内増便13路線に 関空6路線追加、22年度計画

 全日本空輸(ANA/NH)グループLCCのピーチ・アビエーション(APJ/MM)は1月27日、2022年度の事業計画を策定したと発表した。国内線は13路線を増便し、2路線を減便する。ANAグループとして策定し、18日に発表した計画から新たに関西空港発着の6路線で増便が決まったほか、増便を発表した一部路線でもさらに増便する。一方で1路線だった減便路線は2路線に増える。運休中の国際線はグループでの策定から変更はなく、年度内の一部再開を目指す。

*ANAグループで策定したピーチの計画はこちら [1]

22年夏ダイヤで国内13路線を増便するピーチ=PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire

 国内線は関空発着の6路線で増便が決まった。女満別と釧路、仙台、長崎、宮崎、鹿児島の6路線で、いずれも夏ダイヤ初日の3月27日から6月まで段階的に増便する。

 6路線のうち7月以降さらに増便するのは3路線で、現在は週3往復の関西-女満別線は、6月末まで週5-7往復(1日1往復)へ増便。週4往復の関西-釧路線も、6月末まで週6-7往復へ増便する。2路線とも7月以降は1日1往復のデイリー運航となる。関西-宮崎線は現在の1日1往復を、3月27日から1-2往復に増便。7月以降は1日2往復にさらに増便する。

 現在は1日3往復の関西-仙台と2-3往復の関西-鹿児島の2路線は、3月27日以降3-4往復に増便。7月以降も同便数を維持する。1日1往復の関西-長崎線は、3月27日から9月末まで1-2往復に増便。10月からは1往復に戻す。

 ANAグループの計画策定時から、さらに増便するのは成田-札幌と成田-福岡の2路線。現在は1日6往復の成田-札幌線は、6月末まで7-9往復(グループ計画時は6-9往復)に増便し、7月以降は9往復(同8-9往復)にさらに増便する。現在1日4往復の運航する成田-福岡線は、10月以降の便数を変更。グループ計画時の5往復から5-6往復に変更する。3月27日以降の便数は変更せず、6月末までは5-6往復、7月から9月までは6往復運航する。

 一方、増便を計画していた成田-那覇線は増便を取りやめ、現在の1日4往復を継続する。成田-関西や関西-那覇など5路線は、ANAグループの計画策定時から変更はない(関連記事 [1])。

 減便はグループ計画時から1路線増え、2路線となった。成田-宮崎線が新たに加わり、現行の1日2往復を1往復に減らす。1日2往復の中部-仙台線もグループ計画時通り、1往復に減便する。

 このほか、成田-那覇と関西-那覇の2路線で夜間・早朝便を設定。スケジュールなどは調整中で、今後発表する。

 国際線はグループ計画時から変更なし。中国本土と香港、台湾へ向かう中華圏6路線路線で年度内の再開を目指す。羽田発着は台北(桃園)と上海(浦東)、関空発着は台北と上海、香港で、成田-台北線も対象となる。

関連リンク
ピーチ・アビエーション [2]

ANAグループとの共同策定計画
ピーチ、国内8路線増便 成田-札幌など、22年度ANAグループ計画 [1](22年1月19日)
ANA、国内線座席数コロナ前と同水準に 22年度グループ事業計画 [3](22年1月18日)

他社の22年度計画
スカイマーク、羽田-札幌など4路線増便 奄美発羽田行き、乗継ぎ40分に短縮 22年夏ダイヤ [4](22年1月21日)
HAC、函館で夜間駐機 10月から、札幌行き早朝発増便 [5](22年1月20日)
ジェットスター・ジャパン、夏ダイヤは国内17路線運航 セールも実施 [6](22年1月19日)
IBEX、仙台-松山3月で終了 22年度夏ダイヤ計画 [7](22年1月19日)
JAL国内線、北海道・沖縄で路線拡充 22年度グループ便数計画 [8](22年1月18日)

ピーチ
ピーチ0泊弾丸運賃、2月は国内14路線 最長12時間半滞在、関空発福岡行き [9](22年1月25日)
ピーチ、整備士やスタッフ職も採用再開 [10](22年1月25日)
ピーチ、CA採用2年ぶり再開 22年度入社50人 [11](22年1月24日)
ピーチ、A321LRの客室公開 新シートでUSB充電対応、ピッチも広く [12](22年1月19日)
フランス国籍で関空到着 写真特集・ピーチA321LR初受領 [13](22年1月8日)


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