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金の鶴丸A350、12/12に最終便 みんなのJAL2020ジェット3号機

 日本航空(JAL/JL、9201)の機体では初めて垂直尾翼に描かれた鶴丸ロゴが金色になった「みんなのJAL2020ジェット」の3号機(エアバスA350-900型機、登録記号JA06XJ)が、12月12日の那覇発羽田行きJL912便を最後に運航を終える。東京オリンピック・パラリンピックの特別塗装機として、7月から約4カ月間運航した。

*羽田発最終便の記事はこちら [1]

羽田空港を離陸する垂直尾翼が金の鶴丸になった「みんなのJAL2020ジェット」3号機初便の札幌行きJL515便=21年7月20日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

垂直尾翼が金の鶴丸になったJALの「みんなのJAL2020ジェット」3号機のA350-900 JA06XJ(上)=21年7月20日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 3号機は機体全体に選手が描かれたデカールを貼り、垂直尾翼の鶴丸を金色に変更した。座席数は通常のA350-900と同様3クラス369席で、ファーストクラスが12席(2-2-2席配列)、クラスJが94席(2-4-2席)、普通席が263席(3-3-3席)。東京オリンピック開幕を目前に控えた7月20日の羽田発札幌(新千歳)行きJL515便が初便となった。

 JALでは選手の応援だけでなく、3号機や同時に登場した金色のトーイングトラクター、貨物コンテナにより、新型コロナで暗い気持ちになりがちな全国の人たちが明るい気持ちになるきっかけになって欲しいとの思いを込めた。

 最終日の12日は、羽田の9番スポットを午前10時55分に出発予定の那覇行きJL913便と、那覇の23番スポットを午後3時15分発予定の羽田行きJL912便に投入。146日間の運航を終える。当初は11月末までの予定だった。

最終日の運航スケジュール
JL913 羽田(10:55)→那覇(13:55)
JL912 那覇(15:15)→羽田(17:30)

関連リンク
日本航空 [2]
東京2020オリンピック競技大会 [3]

羽田発最終便の様子
金の鶴丸A350最終日、羽田出発前に式典 JALアスリート社員の加納・戸邉両選手が見送り [1](21年12月12日)

みんなのJAL2020ジェット 3号機
JAL、金の鶴丸2020ジェット3号機就航 金色コンテナ載せ新千歳へ [4](21年7月20日)
JAL、金の鶴丸ロゴで五輪選手応援 特別塗装2020ジェット3号機が国内線就航 [5](21年7月20日)

写真特集・みんなのJAL2020ジェット3号機
金の鶴丸ロゴA350、コンテナも金色 [6]

写真特集・JAL 11代目CA新制服と主要機材(全5回)
(1)国内線の新主力機 A350-900編 [7]
(2)長距離国際線飛ぶフラッグシップ 777-300ER編 [8]
(3)プレエコなくした国際線中型機 787-8 E12編 [9]
(4)足もと立体交差のビジネスクラス 787-9 E91編 [10]
(5)普通席もモニターと電源完備 787-8国内線仕様機 [11]