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羽田空港、空港評価でアジア1位 英スカイトラックス調査

 羽田空港のターミナルを運営する日本空港ビルデング(9706)と東京国際空港ターミナル(TIAT)は8月6日、英国を本拠地とする航空業界の調査・格付け会社SKYTRAX(スカイトラックス)社が空港をランク付けする「ワールド・エアポート・アワード2021」で、世界の空港を総合的に評価する「The World’s Best Airports」の2位を3年連続で獲得し、アジアの空港を対象とした「Best Airports in Asia」部門では初めて1位に選ばれたと発表した。

SKYTRAXがアジアの空港を総合評価する「Best Airports in Asia」で初の1位を獲得した羽田空港=PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire

 総合評価となるThe World’s Best Airportsは、カタールのドーハ・ハマド国際空港が1位(前年3位)。2位が羽田空港(同2位)、3位がシンガポールのチャンギ国際空港(同1位)、4位が韓国の仁川国際空港(同3位)、5位が成田空港(同7位)だった。このほかの日本勢では、関西空港が9位(同10位)でベスト10に入った。

 アジアの空港を総合評価するBest Airports in Asiaは、羽田空港が初の1位。2位はのチャンギ、3位は仁川となった。同部門で日本の空港が1位を獲得したのは初めて。

 このほか、清潔な空港を評価する「World’s Cleanest Airports」部門では、羽田が6年連続で1位を獲得。空港内の清潔さや快適さなどが評価された。2位はチャンギ、3位は仁川だった。

 国内線空港を評価する「World’s Best Domestic Airports」部門では、羽田が9年連続で1位を獲得。国内線ターミナルの使いやすさ快適性などが評価された。2位は上海虹橋国際空港、3位は伊丹空港が受賞した。

 高齢者や障がい者、けが人などに配慮した施設を評価する「World’s Best PRM / Accessible Facilities」部門では、羽田が3年連続1位。2位は関空、3位は成田となった。

 また、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)対策を評価する「The COVID-19 Airport Excellence Awards」も数ある空港の一つとして評価された。

 羽田は第1と第2ターミナルを空ビルが、第3(旧称国際線)ターミナルを子会社のTIATが運営している。

関連リンク
The World’s Best Airports in 2021 [1]
羽田空港 [2]

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