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天草エアライン、全便乗るだけ運賃 1万円で連続搭乗に挑戦

 天草エアライン(AHX/MZ)は、全路線全便の連続搭乗にチャレンジできる運賃「乗るだけ運賃2021 サマー」を、6月15日正午から1万円で販売する。拠点の天草空港から全10便に連続搭乗するか、天草または福岡から8便に搭乗する「乗るだけ」を目的にした運賃となる。

天草エアラインの「みぞか号」=PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 天草エアラインの機材は、仏ATR社製ターボプロップ機ATR42-600型機(登録記号JA01AM)1機のみ。天草の方言で「かわいい」を意味する「みぞか号」と名付けられている。天草-福岡線を1日3往復、天草-熊本線を同1往復、熊本-伊丹線を同1往復の計10便を運航しており、今回の運賃はみぞか号にひたすら乗り続け、天草に戻る。

 乗るだけ運賃の設定日は、7月1日、4日、8日、11日、15日、18日、21日、24日、29日、8月1日。コースは、全便に乗る「天草発10レグコース」と天草から8便に搭乗する「天草発8レグコース」、福岡発の「福岡発8レグコース」を用意した。販売座席数は1日あたり6人で、各コースとも運賃は1万円となる。

 予約の受付は6月15日正午から21日午後1時まで。同社ウェブサイトの専用申込フォームからのみ受け付ける。予約変更や座席指定はできない。また、取り消しの場合は手数料が発生する。

 普通運賃で10便に搭乗した場合、通常期は13万6400円、多客期は15万1600円で、8便では通常期10万9000円、多客期12万3200円となっている。

 天草エアラインは、2018年1月から3月と、20周年を迎えた2020年3月15日に乗るだけ運賃を設定。2018年の運賃は10便、8便、6便の3コースとも1万円で、10便コースは113人、8便と6便は30人ずつ計60人が参加した。2020年は20人限定で10便コースの参加者を募ったが、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響でイベントが中止となり、希望者6人のみ搭乗した。

7-8月の運航スケジュール
天草-福岡線
MZ101 天草(07:40)→福岡(08:20)
MZ102 福岡(08:50)→天草(09:25)
MZ105 天草(15:45)→福岡(16:25)
MZ106 福岡(16:55)→天草(17:30)
MZ107 天草(18:00)→福岡(18;40)
MZ108 福岡(19:10)→天草(19:45)

天草-熊本線
MZ201 天草(09:55)→熊本(10:15)
MZ202 熊本(14:50)→天草(15:15)

熊本-伊丹線
MZ801 熊本(10:50)→伊丹(12:10)
MZ802 伊丹(12:50)→熊本(14:15)

関連リンク
コロナに負けんばい!天草エアライン 乗るだけ運賃2021サマー [1]
天草エアライン [2]

天草エアライン、3月に就航20周年オンラインイベント 空港と共催 [3](21年2月22日)

写真特集・天草エアみぞか号、初代から2代目へ(全3回)
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