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成田空港、靴を履いたまま保安検査 靴検査装置の実証実験15日から

 成田空港を運営する成田国際空港会社(NAA)は、保安検査場で乗客が靴を履いたまま自動で靴に凶器や爆発物などが隠されていないかを検査できる「靴検査装置」の実証実験を3月15日から始める。

*実証実験の記事はこちら [1]

成田空港が実証実験する靴検査装置(NAAの資料から)

 伊CEIA社製の靴検査装置「SAMDEX」を、第1ターミナル南ウイングの国際線出発保安検査場に2つ設置。国土交通省がブーツや厚底靴、安全靴などくるぶしを覆う靴類はすべてX線検査を実施する保安強化策を2019年9月から導入しており、靴検査装置の導入で保安検査の高度化や、保安検査員の負担軽減、労働環境の改善に加え、靴を脱ぐ機会の減少で接触機会を減らして感染症の感染リスクを抑えたり、乗客の利便性向上につなげる。

 期間は30日までの16日間。

関連リンク
成田国際空港 [2]

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