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ANA、国内線でコーヒーとスープ再開 20日から普通席

 全日本空輸(ANA/NH)は、国内線普通席で提供する飲み物の種類を10月20日から拡大する。新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響で、現在は冷たいお茶とミネラルウォーターのみ提供しているが、ホットコーヒーとコンソメスープを再開し、子供に限定しているリンゴジュースを大人にも提供する。

国内線普通席で提供する飲み物の種類を拡大するANA=20年6月 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 ANAの国内線では、新型コロナの感染拡大で普通席のドリンクサービスを3月6日から全路線で停止。4月19日からは、紙パック入りのお茶と、子供向けにリンゴジュースを提供していた。ANAの国内線が乗り入れる羽田空港第2ターミナルの南側エリアの運用を再開した7月1日からは、紙コップによる提供に変更した。

 10月20日からは、温かいお茶を除いて通常と同じメニューになる。紙コップは希望者にはふたを付けて提供。ミネラルウォーターはボトルで提供する。

 上級クラスのプレミアムクラスではソフトドリンクに加え、ワインやビール、日本酒などのアルコール類も食事や茶菓子とともに提供している。

 ANAの国内線は、減便率が10月は47%だが11月は29%に改善。11月21日から23日までの3連休は、26%まで回復する。

 大手2社の動向を見ると、日本航空(JAL/JL、9201)では、7月1日から紙パックの緑茶に加え、リンゴジュースを紙コップで提供し、一時中止していたコカ・コーラも客室乗務員が缶を用意する形で提供を再開。夏は例年用意しているアイスコーヒーも選べるようになった。10月1日からは、冷たい飲み物としてお茶、リンゴジュース、スカイタイム、ミネラルウォーター、コカ・コーラ(缶)、温かい飲み物はコーヒー、スープを紙コップで提供している。温かいお茶は、JALも提供を見合わせている。

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