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前政府専用機B-747、部品売却で意見募集 空自が市場調査

 前政府専用機「B-747-400」を整備してきた航空自衛隊千歳基地の第2航空団整備補給群補給隊が、管理してきた部品や整備機材などの売却を計画している。売却に先立ち、市場調査の一環として部品の買い取りに関心がある企業などから意見を求めている。

3月末で退役した初代政府専用機B-747=19年3月24日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 売却を予定しているのは、APU(補助動力装置)など3774品目。意見の聞き取り対象は、防衛省競争参加資格(全省庁統一資格)「物品の買受け」のA、B、Cに格付けされた北海道地域の競争参加資格を有する企業などや、該当する資格を取得する見込みの企業など。

 企業名や担当者名、売却品のリストを受領する形式などを記載した任意の形式による閲覧申込書を、補給隊へ電子メールなどで提出する。申込後、買い取りや現物確認の希望などの回答は10月21日午後5時までにするよう、求めている。

 部品などの引き渡しは現状渡しで、契約後に防衛省は一切の責任を負わない。千歳基地での現物確認は、10月中の平日を想定している。

 B-747-400は今年3月末で退役。2号機(機体番号20-1102)は6月17日、初号機(20-1101)は10日後の27日に日本を離れた。機内に設けられていた貴賓室は取り外し、初号機のものは静岡県浜松市にある空自の広報施設「エアーパーク」、2号機のものは小松空港近くの石川県航空プラザに展示されている。

関連リンク
前政府専用機(B-747)用部品等の売払いに関する意見聴取 [1]
千歳基地 [2]
防衛省 [3]

動画(YouTube Aviation Wireチャンネル [4]
初代政府専用機B-747-400の貴賓室 [5]

写真特集・前政府専用機 貴賓室公開
鏡のようなバックルと菊菱模様のソファ [6]

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