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日航、鶴丸モチーフの新制服に衣替え 客室乗務員は787初便から着用

 日本航空(JAL、9201)は6月1日、客室乗務員など航空運送事業にかかわる全部門の制服を、昨年12月に発表した新制服に衣替えした。客室乗務員の制服デザインの変更は、JALと旧日本エアシステム(JAS)が統合した2004年以来9年ぶり。

白いジャケットを着用する先任客室乗務員(右)と紺ジャケットの客室乗務員=5月31日 PHOTO: Tatsuyuki TAYAMA/Aviation Wire

10代目制服(左)と9代目制服=5月31日 PHOTO: Tatsuyuki TAYAMA/Aviation Wire

 新制服の基本コンセプトは、視認性の高さの実現、清楚で上質なデザイン、挑戦のスピリット、コスト削減の4点。ロゴマークの鶴丸をあしらうことで、制服も利用者からJALグループの社員だと一目でわかるものを目指した。コスト面では質感の維持を前提に素材やクリーニング方法も再検討し、コスト削減を進める。

 客室乗務員と空港などグランドスタッフの制服デザインは、パリ・コレクション出展歴のある丸山敬太氏が担当。その他の制服はJALグループ内の担当部門がデザインした。

 1日は、ボーイング787型機の運航再開と新制服の着用開始が重なった。再開初便の羽田発シンガポール行きJL035便の出発は午前1時で、客室乗務員が新制服を着用する第1便目となった。

 羽田のJALオペレーションセンターでは、出発の1時間40分前となる5月31日午後11時20分ごろから、新制服を着用した客室乗務員がブリーフィングのために集合。ブリーフィングでは、客室乗務員出身で専務執行役員の大川順子客室本部長が、安心安全なフライトとするよう訓辞を述べた。

 10代目となる客室乗務員の新制服は、鶴丸をモチーフにJALグループ6社で同一デザインを採用。女性用は濃紺を基調としたジャケットとワンピースを採用し、赤をアクセントとして配した。男性用は腕の動きや脚の屈伸にもフィットするように作られた。先任客室乗務員は、白いジャケットを着用する。

787再開初便に乗務する客室乗務員に訓辞を述べる大川客室本部長(後列右から2人目)=5月31日 PHOTO: Tatsuyuki TAYAMA/Aviation Wire

ジャケット(左)とワンピースを採用したJALの客室乗務員の新制服=12年12月 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

鶴丸をモチーフとした新制服=5月31日 PHOTO: Tatsuyuki TAYAMA/Aviation Wire

787再開初便の乗客を待つ新制服を着用したJALのグランドスタッフ=6月1日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

関連リンク
日本航空 [1]

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【お知らせ】
新制服を着用したグランドスタッフの写真を追加しました。(2013年6月1日 10:18 JST)