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JAL、成田-広州10月開設へ 週1往復

 日本航空(JAL/JL、9201)は9月24日、成田-広州線を開設すると発表した。10月2日から、週1往復運航する。JALの中国本土路線は、中国から拡散した新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響により成田-大連線の1路線のみ運航中で、10月も週3往復運航を継続する。

成田-広州線を10月に開設するJAL=PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire

 成田-広州線は金曜のみの運航で、広州行きJL87便は成田を午前8時40分に出発し、午後0時30分に着く。成田行きJL88便は午後2時30分に広州を出発し。午後7時55分に到着する。対象期間は10月23日までで、24日以降のスケジュールは調整中としている。

 日本政府は現在、中国と韓国発の日本便の到着地を成田と関西の2空港のみに制限している。JALの通常の広州線は羽田発着で、3月29日開始の夏ダイヤでは羽田-広州線(JL87/88)を1日1往復運航予定だった。

 7月からは成田-広州間のチャーター便を開始した。中国国内の工場を再稼働させるための長期赴任者などを対象にしたもので、現地の商工会が中心となって企画した。旅客扱いは成田発のみで、折り返しの広州発は貨物便として運航。初日となった7月10日の成田発便は、長期赴任者や駐在員らと、その家族159人が利用した。

 JALの中国本土路線は、開設を延期している羽田-大連線を含め11路線。現在は成田-大連線のみで、現在は火曜と木曜、金曜の週3往復運航している。今後は出入国制限や検疫体制、需要動向などにより、運航計画の見直しを検討する。

 全日本空輸(ANA/NH)も9月30日から、成田-広州線と成田-青島線の2路線を再開する。

運航スケジュール(10月2日から23日)
成田-広州
JL87 成田(08:40)→広州(12:30)運航日:金
JL88 広州(14:30)→成田(19:55)運航日:金

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日本航空 [1]

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