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ピーチ国内線、10月減便964便 16路線、運航率63%

 ピーチ・アビエーション(APJ/MM)は9月23日、国内線の10月分減便を発表した。1日から夏ダイヤ最終日の24日まで、16路線964便が減便となる。新型コロナウイルス感染症(COVID-19)が再び拡大傾向にあり、需要が減少したことから減便を決めた。当初、10月1日から24日まで2612便の運航を計画しており、運航率は63%となる。

10月の国内線を減便するピーチ=PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 減便対象となる16路線のうち、関西発着は札幌(新千歳)と仙台、成田、新潟、福岡、長崎、宮崎、鹿児島、那覇の計9路線、成田発着は札幌と福岡、長崎、宮崎、鹿児島の計5路線。このほか福岡-那覇線と仙台-札幌線も対象となる。

 1日5往復の関西-札幌線は3-4往復に、同最大8往復の成田-札幌線は3-4往復に減便する。同1往復の関西-新潟線は、金曜から月曜までの週4往復に減便となる。

 ピーチの国内線は、新型コロナによる減便を7月22日にすべて解消。8月1日には成田-宮崎線と釧路線も開設し、新路線を含め国内24路線全線を全便運航した。その後、新型コロナの拡大を受け、8月19日から一部路線で再び減便している。

 一方で、冬ダイヤが始まる10月25日には札幌-那覇線と仙台-那覇線の2路線を開設。また、運休が続いている国際線の一部路線を7カ月ぶりに再開する。

 ピーチでは新型コロナの拡大防止対策として、空港カウンターなどで接客にあたる地上係員はマスク着用を厳守し、飛沫感染を防ぐフェイスシールドも着用している。機内では客室乗務員がマスクと手袋を着用するほか、乗客との接触を極力避けている。テーブルや肘掛けなどの座席周りや、トイレのドアノブなど、乗客の手が触れる部分の消毒も徹底する。

 乗客には、出発前に自宅などでの検温を求め、空港と機内ではマスクの着用を強く求めている。そのほか飛沫感染を防ぐため、機内での会話を控えるよう呼びかけている。

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