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丘珠空港、PBB設置の検討設計業務入札 9月11日締切

 札幌の丘珠空港を運営する札幌丘珠空港ビルは、PBB(搭乗橋)の新設計画検討や基本設計業務について、一般競争入札を実施する。入札書の提出期限は9月11日正午までで、送付または持参で提出する。開札は11日午後2時から同社で実施する。

現在は3スポットすべてがオープンスポットの丘珠空港=20年4月12日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

すべてがオープンスポットの丘珠空港=PHOTO: Stringer/Aviation Wire

 丘珠空港には現在PBBはなく、徒歩でスポット(駐機場)へ向かう。バリアフリー化により、高齢者や障害者を中心に利用者の利便性を高め、ターミナルの機能拡充を図る。契約の履行期間は契約日から2021年2月26日まで。

 設置するPBBは1基。3つあるスポットのうち、1番か3番のいずれかを選定して計画を検討する。対象機材は、丘珠を拠点とする日本航空(JAL/JL、9201)グループの北海道エアシステム(HAC、NTH/JL)が運航するターボプロップ機仏ATR製ATR42-600型機と、同空港へ乗り入れるフジドリームエアラインズ(FDA/JH)のリージョナルジェット機エンブラエル170(E170)とE175を中核に据えている。

 乗り入れている機材以外では、ボンバルディア(現デ・ハビランド・カナダ)DHC-8-Q400型機、エンブラエル190(E190)、ボンバルディア(現MHIRJ)CRJ700、三菱航空機スペースジェットM90(旧MRJ90)とM100(検討凍結)、小型旅客機のボーイング737型機、エアバスA320型機とA321を対象機材としている。

 PBBの運用コストのほか、旅客取扱施設利用料(PSFC)に関する資料作成も求めている。

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